つづき
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質疑応答①
Q:書いた時(日本の国家破産に備える資産防衛マニュアルを)と今(6月23日)とでは状況が違うと思われるがアベノミクスは予想通りの施策であったか?
また、アベノミクスは日本にとって破たんを加速させるものと考えているかあるいは破たんを回避させるものと考えているか?
A:まず、リフレ派が正しいのか正しくないのか?ということに関してはここ数十年に渡り、論争と言うよりも罵り合いに近いような経済学者間のやりとりがあり、これに経済学者でもない自分が何か意見をするつもりはない。
一方で、今回リフレ政策をとることで論争の結果が明らかになることは間違いなく、その結果はお話しした通りどうなるかはわからない。
個人的にはリフレ政策には懐疑的で中央銀行がお金をすればいい。それだけすれば良かったのだということが本当に事実なのであれば過去20年間はなんだったのだ?と言う話になる。
リフレ派のうまくいかなかった理由は自分たちの言うことを聞かないやつらが仕切っていたからでそいつらがバカだったからうまくいかないのだ。こういう理屈はルサンチマンの裏返しでもあり、こういう人たちには個人的には関わらないようにしているし、好きではない。
アベノミクスにはそういう理由で懐疑的であるのだが、そうは言っても嫌な奴らが政策を実行しているからと言ってよい結果を招いてくれれば文句はない。。。
デフレが問題なのだ。という論調になっているが、90年代前半に今の政策を実行すればよかったのかもしれないが、ここ20年に渡って続いてきたデフレの結果、我々の多くはデフレ経済に最適化するように様々な生活様式を変更してきてしまっているという現実があるのではないかと思う。
こうした副作用がアベノミクスの結果出てきた時にどうするのか?そう言ったことを考えるとリスキーな政策なのだろうなと思う。
先の選挙を踏まえると、有権者がこれを望み選んだともいえるわけで今からどうなるかはわからないのでマクシミン戦略ということを選択せざるをえなくなるという結論に自分の中ではなった。
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アベノミクスに関して、橘さんとしてはうまく行くかどうか判断はつかないが・・・と言う前提の上でだが、ネガティブに捉えていることはなんとなく伝わってきた。
この質問で目から鱗だったフレーズがある。
「ここ20年に渡って続いてきたデフレの結果、我々の多くはデフレ経済に最適化するように様々な生活様式を変更してきてしまっているという現実がある」
そう。
ぼくらはだれも、現状に最適化するように生活様式を変更していく。
今と同じ生活を、今と同じ経済状態でなければ選択していない。
おそらく、ぼくらは常にその時その時の状況に最も適合するように自分たち自体を変化させるのだ。
『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるでもない。唯一生き残るのは、変化できる者である』
とするおそらくは進化の過程で培った、その時その時に自分たちを最適化してしまう習性が人間にはあるのだろう。。そして、この習性の結果が実は我々の首を絞める結果を招くのかもしれない。
「人の行く、裏に道あり花の山」とかいう相場の格言があるが、常に人と違うこと。あえて、それぞれの状況に最適化しないことを意識的にやっていく必要があるのだろう。
と思った。