サラリーマンとして、かつ、一族がオーナーである会社に入社するのではなく、パンピーとして働く上で。


企業のブランド

給与

労働時間


以上の3つが両立することはジジイになって偉くなった場合でないと(なかなか)ありえない。

ということに気が付いた。


これを「働く上でのトリレンマ」と呼ぼう。


「企業のブランド」とは特に明確な基準はないとはいえ、また栄枯盛衰もあるとはいえ、誰もが知っていること、入れることが名誉である(スゴイねって言ってもらえる)こと等、サッカーで言うところのビッグクラブみたいなものだ。


製造業で言うと、トヨタ、ソニー(今はそうでもない?)なんかは日本のそうした会社の象徴だろうし、いわゆる学生が選ぶ就職したいランキングなんかはまさにこれだろう。


その他。

ゴールドマンサックスを初めとした投資銀行、経営コンサルティングファーム、広告代理店、総合商社、外資系のフォーチュン500企業などもそうだろう。


「給与」もそのものズバリ。いくらもらえるかだ。比較対象はおそらく、同窓会などにでてもらっている方かどか?ということになるのだろう。


意外と見過ごされがちなのが社宅の制度とか、退職金とか、目には見えないフリンジベネフィットみたいなものも実は含めて考えないといけないだろう。が。


労働時間は何時に帰れるのか?何時に出社なのか?の差だ。

忙しい会社や産業だと、25時とか27時とかすでに1日が24時間という概念から異次元の世界に脱皮している会社もあるようだ。


往々にして、有名企業で給料が高いところは死ぬほど働かされる。

有名企業でも給料が安いところはおっとりしている。


ちなみに3つは並び立たないということで、3つともないことも良くある。

難しいよね。


人のことを見てうらやましく思ったりすることもあるのだろうが、隣の芝はいつも青いだけなのかもしれない。

年末年始は乳飲子と園児を抱えて、フィンランドはヘルシンキ、ロシアはサンクトペテルブルク、エストニアはタリンへと回ってみた。


ちびっこ達を引き連れて旅行することにすっかり自信がついた。

無謀だとみんなから言われたが、まぁ、何とかなるもんだ。

ただ、まだ、体力が回復している気がしない。

相当ハードだったのだろう。

他の人にお勧めはしない。


やはり、旅行をすることは非常にためになるというか勉強になるというか意味がある。

気がする。


いつもとは違う環境に自分を置いてみることによって、なにかしらの気づきがある。

学びがある。考えるきっかけがある。


一つの気づきは25キロのバックパックとベビーカー、5キロ程度のカバンをもって、3都市を回るのは非常に体力的に厳しいということだ。(当たり前だ)

3都市ともに東京都気温は変わらないぐらいであったが、3つぐらい重ね着しただけで汗が噴き出る。

相当な暖冬だそうで、温暖化はやはり世界単位で進んでいるのかもしれない。

ちなみに、3都市ともに降雪はあったが、積雪はなかった。


二つの目の気づきはヘルシンキとタリンでは完全に英語が通じるので非常に過ごしやすいということだ。観光業の未来は間違いなくこの語学障壁を取り除くことにある。

日本語ができるからいいが、国内で、日本語しか通じない、日本語表記しかないとなると観光客はなかなか呼び込めない。

30人以上の団体には自治体が無料でガイドをつけるとか、せめて電話を代わってくれるサービスがあるとか、観光案内所では完ぺきな英語パンフとかがないとどうにも旅行はし辛いだろう。

語学のありがたさをロシアとフィンランド&エストニアで実感した。


三つ目の気づきは白夜で観光できる時間が非常に限られいるということだ(当たり前だ)。

11時でも夜明けみたいな明るさだし、3時には夕焼けみたいになる。

これでよくここまでの都市を築いたものだ。

反対に夏はずっと昼間だとしても、冬はなんにもする気が起きなかっただろうと想定できる。


四つ目はHESBURGERなるフィンランドのハンバーガーが日本国内で食べられるあらゆるハンバーガーチェーンのものよりうまいということだ。

日本でも展開してほしいな。

2回も食べてしまった。


五つ目は人間が美男美女ばかりだということだ。

美男美女が交配すると美男美女が生まれてくるらしい。

そして、世界の想像する美男美女の白人イメージはこの地域の人たちのことだ。


六つ目はこの三か国は非常に近いということだ。

フェリーで二時間。

電車で三時間半。

このぐらいの距離に国がある。


七つ目はロシア人は笑わないということだ。

きっと、寒くて笑顔を作る余裕がないのだろう。

せっかく、造作のいいお顔をしているのに実にもったいない。


八つ目は・・・


リーマン後、いわゆる公的資金による金融機関の救済が行われたが、高給を貪っている投資銀行マン、AIGの保険マン達が救済されている様はあまりにも国民受けが悪かった。


現在の国民からの税金で金持ちで羽振りブリブリだった銀行員を救済することはできない。


しかし、金融機関の破たんはあまりにも影響が大きい。


リーマン一行でさえ、あの衝撃波だった。


となると、何か手立てを考えざるを得なかった。


しかし。


今でも(金融緩和で集中治療室にいれてもらっている)のに瀕死(株価がリーマン前を回復しない)金融機関がまだまだあるぐらいその傷は深い(深かった)。。


QE1、QE2、QE3と緩和という名の延命策が取られ、この間に各金融機関には体制を立て直してもらうしかない。


幸い、欧州もギリシャの粉飾に端を発した同じような金融機関の傷を負っており、アメリカ一国だけの一人負けは回避することが出来た。


欧州も緩和を余儀なくされたからだ。


日本の一人勝ちの様相を呈してしまったが、親米政権がこのままでは持たず、何するかわからない民主党政権に戻ってしまうことをアメリカは懸念したため、日本も仲間に入れてあげた。(考えすぎ?)


これで、日米欧三極のみんなで緩和が完成した。


しかし、緩和とは要はお金をバンバン刷ることのようだ。


この緩和をするには国債やらなんやらの資産を中央銀行が買い入れることでもある。


国債とは未来からの借金である。


そうか、「金融緩和とは未来からの税金による金融機関の救済の枠組みのことだったんだ!」


きっと、大手金融機関が回復する頃、この緩和は終わる。


そして、また、シジフォスの岩のようなバブルアンドバストのサイクルが始まる。


あるいは、また、違う歴史が始まるのか?