数週間前まで、世の中の株価は絶好調だった。

いまや、新興国不安から世界中で株価が下落している。


ところで。

冷静に考えて、今の日本の株価の上昇は実態に支えられてのものなのだろうか?

橘玲さんやら、野口悠紀雄さんも指摘していた通り、


消費税が上がるから駆け込みで住宅が飛ぶように売れていた(確か昨年9月まで)。

+その他も駆け込み需要

= 住宅が売れると家電も家具も何もかもが売れるからこの需要が一巡すると一服してしまうのでは?

(引き渡しは戸建で6月、マンションで9月~とかがピークぐらいなのかな?この辺が消費の山だろう)


第二の矢とか言われている公共事業

= 住宅の好況に加えて公共事業も動き出して交通誘導の警備員やら、現場の工事要員やらの人手不
   足が非常にひっ迫しているらしい。


円安による在庫の再評価益的なもの

=円高で仕入れた材料で作った商品が円安により評価益を計上できるもの。


ぐらいなのではないかと?

だとすると、これがはげ落ちた後の日本経済は惨憺たるものなのではないか?

だとすると、財政再建には上げるべき2015年10月のさらなる2%の増税なぞできるのか?


もう一度、駆け込みがあるのか??


さらなる住宅優遇措置と。

さらなる公共事業と。

さらなる円安が必要になる。


ありえるのか?

この時期にこの場所に行くことになった経緯はマイルが貯まってきており、順次切れてしまうことから2013年中に旅行には行くことになったのだが、2013年の年末年始はとりわけ日の並びが良く、すぐにマイル用の席は埋まってしまい、残っているのは以下の3つの選択肢だった。


北京・大連・ヘルシンキだ。

北京は0歳児を連れてPM2.5に飛び込む自信はなく。

大連もそのうち行ってみたいが子供連れではイメージし辛く。

ヘルシンキとなったのが理由だ。


空いていた理由はヘルシンキへのJAL便は最近出来たばかりでノーマークの人が多かったからのようだ。


ヘルシンキはフィンランドの南端にある。

首都と言っても日本のイメージだと長崎ぐらいの都市だ。

港町でスウェーデンやロシアといった北ヨーロッパの大国に囲まれて翻弄されてきた都市でもある。


翻弄されてきた理由はバルト海の対岸にあるエストニアの首都のタリンから100キロも離れておらず、バルト海の交通の要衝になっているからだ。


ここを封鎖されるとロシアとしてはバルト海に出ることが出来なくなってしまう。

これ以外のロシアの海洋からの攻撃は北極海を経由せねばならず、そうすると冬季には凍結してしまうことからロシアの生命線であったことだろう。


何と言ってもバルト海と言えば、かの有名なバルチック艦隊があった場所だ。


ちなみに、ロシアはここを突破したとしても、コペンハーゲン、イエテボリを突破しないと北海に出ることはできない。。



逆に、守る側で考えると、ここを突破されるとサンクトペテルブルクが攻撃にさらされる。

そんな理由で軍事的にはぜひ押さえておきたい場所であったのだろう。


そんな理由で一番イケテルヘルシンキの世界遺産はスオメンリンナの要塞と呼ばれる島の上に築かれた要塞群だ。


船で到着するのだが、到着してしばらくは軍事基地と言うよりはのどかな町が形成されている。

見どころでもあり、見ごたえもあるのは何と言っても島の最先端にある大砲群だ。

また、王の上陸用に作られた門も風格があって素晴らしい。


見どころがきわめてガイドブックを見てもわかりにくいのが残念だ。

とにかく、この島に来たら最後まで歩いてみることをお勧めする。


しかし、冬は観光客が少ないのか観光客アンフレンドリーで1時間1本しか船がない。

冬に北欧は日照時間の関係もあり、かなりマニアックな選択なのだ。

人類の経済活動は衣食住の充足を目指すところに始まった。


この衣食住を満たす戦いは多くの地域で戦闘が400万年といわれる人類の歴史の中で399万9900年ほど、続き、一部の地域では戦闘が終了したものの、多くの地域ではまだ続いているという人類との因縁の相手と言える。


戦闘が終了した地域においては、今や余暇(余暇の中でも当初は家にいる時間、いまや移動時間まで)をも席巻し、もはや戦うべきもの満たすべきものはなくなってしまったのではないかとさえいえる。


ここから先、何かを満たすには何かを失うリスクを負うものばかりなのではないか?


衣をつくることにより、産業革命が始まったように、当初の機械化は毛織物という衣類を。

食の手助けとなる農業機械を。

そして、建築需要を助ける工機を。


それぞれ作ることにはじまり、この需要は今でも堅調ではあるが衣の生産拠点が最貧国と言われていたバングラディッシュに到達し、人口集積地としてはほぼ最終段階にあるのではないかと思う。


この先はもはや、大量の人で安く衣類をつくることは叶わなくなり、次はロボット化機械化を小ロット生産といった大規模投資型産業に移行していくのではないかと思っている。

衣類の未来の生産はこれまで産業革命以来の安い人を求めて移転を続ける流浪の旅を終えるのではないだろうか?


早めにこの衣の需要に取り掛かった日本は早々に衣類の生産からは卒業し、自動車に進出できたことで国力を貯えて世界の工場となり、その後は先端技術を追う工業トップ国家になった。


衣食住と呼ばれるように、なぜか、最初に衣続いて食、最後に住なのはなんでなんだろ?


生活必需品(冷蔵庫・洗濯機等の白物家電)はほぼ満たされてしまった今、家での余暇時間という新しいフロンティアであったテレビを食い尽くし、今や移動時間の余った時間さえもゲームとスマホで制覇し、グーグルはさすがに歩きながらスマホをいじるのが非効率であることからメガネで顔を上げたままスマホが使える機器を開発しようとしている。


これにより、起きている時間は完全に制覇された。


起きる、衣類をかえる、朝飯食べる、トイレ行く、歯磨く、会社行く、仕事する、昼飯食べる、仕事する、返る、テレビみる、夕食食べる、酒でも飲む、着替える、風呂入る、歯を磨く、寝る(順不同)


細かいことは省くがこんな毎日を送る我々は結構忙しくなり、この一つ一つ(お尻を拭く→ウォシュレット)など、残されたニッチなフロンティアを企業は開拓している。


残るは巨大なフロンティアそして暗黒大陸と呼ばれる睡眠時間の開発へと向かうだろう。

より快適な睡眠へ。

より、有意義な睡眠時間へ。
開拓が進められるはずだ。


30年後は睡眠革命が起きているに違いない。

旅行中に思いついたことの一つがこんなこと。