<弾薬庫から発火の可能性・時期>

① 欧州 小康状態を維持
     (失われる数十年)

欧州の豊かな北部と貧しい南部の南北問題は古くからある問題だ。

イタリア国内一つとっても北イタリアは工業が発達しており、南はオリーブオイルとワイン産地の農業地域だ。

スペインも北は国内の先進地域で南は遅れている地域と言うことになっている。
事実、ZARAはア・コルーニャと言われるガリシア地方の出だし、バンコ・サンタンデールという銀行も北部からの会社だ。

そして、欧州全体でも北部は豊かで倹約家、南部は貧しくその日を謳歌する国民性となっており、それをEUで統合したことで大きな南北問題が生まれた。

きっと、地中海の諸国は食べ物は豊富でその日暮らしが出来る一方で、北部は生きていくにもやっとであったことから倹約を旨とするようになったのだろう。この傾向は別に欧州にとどまらず、世界的に見ても多くみられる現象である気がする。

ギリシャは粉飾決算しており、これを機にアイスランドやらアイルランドやらの小国が飛び、イタリアスペインはもとより、フランスまでもが噂されるに至った。

一応、その後、世界中の緩和措置により小康状態を保ってはいるが。。
ここから、失われゆく日々が始まるのではなかろうか?
と思う。

欧州の弾薬庫からの発火はなく、飛び火による炎上のみがあるとみた。

欧州は通貨ユーロにしてもEUにしても制度に難ありであり、構造的な問題は抱えているものの、地域全体として積みあがっているあるいは内包していて暴発しかねない問題は自分の知る限りない。

ぼくが知らないだけだろうか?
100年に一度の危機で、世界は金融緩和に向かった。

金融緩和とは中央銀行が(往々にして政府やら国家やらの求めに応じて)お金をいっぱい供給して金融機関がお金を安く借りられるように国・中央銀行がお手伝いして、このことによって経済の循環を活発にすることであると思う。

この緩和によって得られた有利な条件でのお金の調達と時間的余裕によって金融機関は不良債権を処理し、敗戦処理に大幅には時間をかけずに前向きな姿勢で取り組むことにも注力が出来るようにしている。

ところが。

このお金を安く供給することで、そうでなかった時には見向きもされなかったようなリスクの高い商品にお金が流れ込み平常に戻った際に危機を呈する下地を作ることになるのだ。

個人的にはまだ大暴落を発生させるような状況にはないと思っているが、そうは言っても世界はいくつかの暴発リスクを抱えた弾薬庫を抱えている。

<世界の“経済的”弾薬庫>

欧州 構造問題を抱える通貨・国家連合の枠組み
    (欧州の南北問題は日本の世代間格差問題に類似)

中国 不動産バブル(未崩壊)と民族自決の運動
    (不動産バブルは日本に、民族自決はソ連崩壊に類似)

米国 不動産バブルに端を発した金融システムへの致命傷
    (不動産バブルは日本に類似)

日本 財政規律の喪失とインフレ以外では返済不能な国家債務
    (米中もバブル崩壊後日本と同様の道筋をたどるのか)

発生時期についてはまたこんど。

つづく
この後、キャンピングカーを借りて、南島の星空やらマウントクック/アオラキやらをみて回るのだが、一つの重要焦点がこの物価は適正であるのかどうか?
という点だ。

ニュージーランドドル高なのであれば、ニュージーランドドルを売り持ちしておかないとせっかく換えたものが目減りしてしまう。

が、この売り持ちが大きすぎるともって行っている意味がなくなる。
向こうで金利がついてこっちで金利が取られるからだ。

要は、現状がどうなのかを冷静に見てみようと思ったのだ。

というのもニュージーランドドルは対円で過大評価されており、今後下落傾向にある通貨であると個人的には考えている。
(金利は高いので長期では絶対に下がるはずだ)

事実は金利差は拡大しているにもかかわらずニュージーランドドル高が進んでいる。
そこで、購買力平価でみてみようなのだ。

税金は20%と言われているので、日本との差は12%程度。

ランチは量は2倍値段は1.5倍ほど。
1,500円ぐらいすることが多いかな?
税率考慮後でも1,380円。

ファーストフード(ケバブ・ハンバーガー・中華など)も日本よりも高い印象だ。
レンタカー(ヴィッツ・ヤリス)は一日保険フル装備で13,500円程。
ガソリンはリッターでディーゼルが135円、レギュラー207円。
住宅ローンは6%台で宣伝がなされていた。

ビールは100円ほど(非常においしい)、ワインは標準価格帯が900円ほど。
生鮮食料品を取って見ても安いという印象は全くない。

日本と比較してそんなもんかな?
から、ちーとたっけーな。だ。

色々全部考慮すると15%程度、ニュージーランドドルには調整余地があるとみる。
長期的には1ドル70円台後半(76.5円~79円ぐらい)になるだろう。

あとは経済と関係ないから。
おわり。