弾薬庫から発火の可能性・時期

米国 FRBの緩和引き締めに由来する世界経済の均衡が崩壊
    (症状は米国外で発生?中国、日本で問題発生か?)

FRBがぶんぶん資産を買っている。

減らし始めているとはいえ、まだ買い続けている。

景気はいいんだか、わるいんだかわからない。
きっと、企業業績は上がるのだろうが、雇用は構造的に増えづらくなっている。

つまり。
企業業績が上がるという意味では景気が良く。
失業率が下がるのやら給与が上がるという意味では景気が悪い。

というのが実はニューノーマルなのだ。
先進国ではこの傾向はどこにでも見られる。

理由はシンプルだ。

ジョブレスリカバリーなどと言われるが、現代では過去と異なり、製造業でも、ITの世界でも雇用はあまり増えない。ファブレスの世界になり、企画以外の部分はグローバル化に伴いどんどん海外に流出する状況になってきていることがキモだ。

特に、昔であれば物流網も今よりはるかに貧弱であったことから、モノをより市場に近いところで組み立てていたのでその人がその場にいることが一つの大きな付加価値であった。

現代の製造はプログラミングが巨大市場となっているが、これは輸出をクリック一つでできることからその人がその場にいる必要が無くなった。

また、物流網の進化で輸送中の事故やら海賊行為による損害が大幅に減ったので運んで売ることに対するマイナスが激減した。

こうなると高い人件費を払うのは高い仕事が出来る人たちだけで、それ以外の人たちに残る対他国から見ての高給の仕事で国内では薄給の仕事は土着の人工仕事だけになってしまう。

こうして、格差の問題やら2局化と呼ばれる状況が生まれる。

もはや、競争する相手が世界にいる。
(もちろん、輸送費やらなんやらを考えれば国内が有利だ。競争相手はこれを乗り越えようとしてくるのでせめぎあいはつづく)

世界的に金余りによる金利低下傾向がみられる。
お金を安く借りられるから、何かに投資すれば利ザヤが取れるのでみんなでちょっと危ないものにも投資して利ザヤを稼いでいる。

この均衡は必ず終わりを迎える。
その時は、FRBが資産買い入れを終了するときか、あるいは利上げを始めるタイミングとなるはずだ。

こうした緩和はアメリカのみならず、日本、欧州もしている。

アメリカ一国の緩和終了でも他の二地域である日本・欧州が支え切れればこの均衡は続く。

ただし、永遠には続かない。

緩和が長く、お金がやすく借りられる期間が長引けば長引くほどそうでなくなった時に損失の総額が増えていく。

ただ、それだけだ。

おそらく、次の金融危機は100年に一度を超えるだろう。
と個人的には思っている。
世界的に格差をめぐる問題が議論されている。

1%のトップが40%を。
次の4%で40%を。
残りの95%で20%を分配しているというのはけしからんと言う議論だ。

一般社会でこれが起こると反射的に1%はけしからんと(たぶん、自分には決して到達できない高みであることから)批判する側に回る人が多いのだろう。

批判する人が99%で擁護する人は1%だから多勢に無勢なのだろうか?

ちなみに、日本人として生まれただけで世界のトップ十数%に入れた幸運は大抵、気づかずに放置されるか、見向きもされない。

一般社会では議論になっているこの格差であるが、プロスポーツやら、芸能の世界でこれを疑問に感じる人は少ない。

クリスティアーノ・ロナウド、ライオネル・メッシ、ズラタン・イブラヒモビッチ、ウェイン・ルーニー、チアゴ・シウバを初めとする世界的なスーパースター達で40%を。

マンチェスター・ユナイテッド、パリ・サンジェルマン、ユベントス、バイエルルン・ミュンヘン、バルセロナ、レアル・マドリッド等のいわゆるビッグクラブやチャンピオンズリーグに参戦できるようなチームで輝く控えも含めた選手たちで次の40%を。

サッカー専業で食えている、生活が成り立っていることを喜びにして生活している一部リーグ、二部リーグ国によっては三部リーグの一部の選手たちで20%を後は大人の部活のような形で趣味でやっている人たちなのだろう。

大人の部活の人と、世界最高のサッカー選手のお給料が同じ世界なんて夢がなく、むしろひたすらにおぞましい。

野球でも、バスケットボールでも、テニスでもゴルフでも事情は同じだ。

夢破れて、引退を余儀なくされる選手たちに対してぼくらは仕方がないな。
っとしか思わない。

一方で、一般社会の話になると受け入れがたいと思ってしまう。
これって、学問的に証明されているのだろうか?
弾薬庫から発火の可能性・時期

中国 各自治区の独立運動を発火点とした中国のソ連的分裂へ
地方政府役人・国営企業が一体となった不動産バブルの行き詰まり


欧州と並んで世界で独自の制度で発展を遂げているのは台頭する超大国中国だ。

社会主義と資本主義のミックスをめざしており、共産党の1党独裁でありながら、経済規模で世界第二位の超大国となっている。

しかしながら、抱える人口の多さから一人あたりのGDPでは必ずしも先進国ではなく、むしろ発展途上国の要素を大きく抱えているという前代未聞の国家だ。

ご存じのように。

内実は旅行してみると感じるところであるが、漢族とこの大部分を占める漢族と同化しつつあるのであろう民族と、漢族との同化を拒んでいる民族と、漢族なのだが、歴史的な理由から政治的に相いれない地域(台湾・香港・マカオ)が混在している混成チームの国だ。

民族的にも異なり、同化に程遠い人たちは自治区と言う名の地域に住んでいる事が多く、漢族+漢族と同化しつつある人々ははこの自治区以外のマジョリティであり、漢族なのだが別の制度によって成り立っている地域は島になっているという感じで理解している。

例えばウイグル自治区のウイグル人は見た目的には目が青い人もいるぐらいで顔だちもトルコとか、中央アジアの人たちに白人が混じったような感じだ。
宗教はイスラム教がメインで、言語もウイグル語と言うのがある。

チベットもネパールとかに近いイメージだ。
15年前に訪れたラサは素晴らしかった。
ポタラ宮の全景が見えた時には心が震えるほどよかった。
今は、どうなっているのだろうか??
当時はまだ電灯も少なかったし、整備もあまりされていない魅力があったのだが。。

中国の土地は全て国有で国民はその使用権のみを持っているという形態らしい。
これを利用して農民から土地を安価に収用して、地方政府お抱えで不動産開発をして巨富を錬金術で稼ぎ出すというビジネスモデルがバブルを生んでいるという指摘がある。

皇居の土地とカリフォルニア全体が同じ価値。
東京都の土地の価値とアメリカ全土が同じ価値。
と言われた日本のバブル期ほどではないのではないだろうか?

であるとすると、世界の象徴的な建物が中国系企業の所有になっているはずだし。
ロックフェラーセンターを三菱地所が買ったように。

中国というと、すぐに分裂だなんだという話になるのだが、中国の人たちは極めて合理的な人たちなので、果たして実際はどうなのだろうか?

中国のソ連的分裂は意外にも確率は低いのかもしれない。

一方で、不動産バブルの行き詰まりに関しては、鬼城と呼ばれる大量の人の住んでいない不動産が量産され、持っていれば高く売れるはずだという妄想によって不動産市場は成り立っているとも言われる。

石炭で潤った一部の地域はすでに、この不動産すごろくが崩壊しているらしい。
が、
全体としてはまだまだ成り立っている。

いつこれが行き詰るかは誰にもわからない。
でも、こんなことが長く続かないのだろうことはわかる。

異なる民族が一緒に国を構成することもアメリカ大陸やら南半球のような移民国家以外ではあまり聞かないし、これらの国でもうまく行っていると言えるかは別問題だ。

ブラジルのようにきっと混ざることでしかうまく行かない気もする。