第33回 ミーティング | NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

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NPO法人TEDIC(テディック)東日本大震災での被災や、貧困・虐待・ネグレクト・友人関係のつまずきなど様々な事情の中で生きている子ども・若者を、「学習支援」や「フリースクール」、「子ども食堂」などを通じて地域の力で支えるNPOです。

こんにちは!
TEDICの井上ですヒマワリ

この度、TEDICは1ヶ月の準備期間を経て、ついに7/30からTEDIC 第5フェイズが始動しました。

今回は、初回ミーティングの様子をお知らせします。



第5フェイズでは、新たに4人のチューターが加わり、8人のチューターが参加しています。

このミーティングで初めて顔を合わせるチューターもいたので、最初は自己紹介とアイスブレイクをしました。

アイスブレイクでは、ペアになって相手のことを紹介する他己紹介をしました。
お互いの話をよく聞き、他者について話すことで、その人がどんな人なのかをお互いが知るきっかけになりました。



次に、個人調書の書き方についての説明がありました。

TEDICでは、ひとりひとりの生徒の授業内容や様子などを調書にしてまとめています。
この調書では、生徒の学習の様子を見ながら、
事実→要因→対策をそれぞれ書き、生徒のつまづきやできていることを分析し、次のチューターに引き継いでいます。
今回のミーティングでは、「文章題が解けない生徒に考えられる要因」を考えられる限り挙げる調書記入のトレーニングをしました。

要因としてチューターから挙げられたものには、
・何を求めたらいいか分からない
・計算方法が分からない
・苦手意識がある
などの、学習能力や意識に関する要因が多く出ましたが、実は「解けない」要因はそれだけではありません。
あるチューターは、
・目が見えない
・字が読めない
などの要因を挙げていました。

その答えを聞き、生徒がつまづいている要因を知らず知らずのうちに限定してしまっていることに気づきました。

生徒がつまづいている可能性を多様な視点を持って考えることでより彼らにあった対策ができるのではと思います。
「なぜできないのか」に対して様々な方向から考え、彼らにあったサポートができるようにならねばと痛感しました。



その後は、生徒に関する引き継ぎをしました。
新しく参加したチューターに第4フェイズから参加しているチューターがどんな生徒がいるのかひとりひとり説明し、質問を受け付けました。
まだ見ぬ生徒を知ろうとする新チューターと、真剣な眼差しで生徒を語る旧チューター。
どちらも生徒に会えることをとても楽しみにしています。


さて、今週末から早速第5フェイズ初回の出張授業が始まります。
生徒とともにこの夏を全力で駆け抜けていきたいと思います!

今後ともよろしくお願いいたします。

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