【石巻】第15回 出張授業 | NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

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NPO法人TEDIC(テディック)東日本大震災での被災や、貧困・虐待・ネグレクト・友人関係のつまずきなど様々な事情の中で生きている子ども・若者を、「学習支援」や「フリースクール」、「子ども食堂」などを通じて地域の力で支えるNPOです。

こんにちは、TEDICの道です。

今回は先週末(11月12日)の第15回出張授業の様子をお伝えします。メンバーは、門ちゃん、けいちゃん、私の3人でした。そして、了ちゃんにドライバー兼カメラマンをお願いしました。了ちゃん、今回もありがとう!


仙台駅に到着後、バスで石巻へ移動。まずは、女川町の沿岸部の様子を高台から見ました。一目で被害の状況が分かり、私は言葉が出ませんでした。

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早朝。女川町の沿岸部の様子を視察。


午前中は、女川町の総合体育館仮設住宅集会所で授業をしました。

当初は高校生も来る予定でしたが、学校の授業の関係で来れず。しかし、勉強したい!と言う小学生がいたので、けいちゃんが算数を教えました。
次回以降も様々な形で、授業を行っていく予定です。

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女川町での授業風景。算数を教えています!


午後からは、開成地区仮設団地で授業をしました。

ここに訪れるのは今回が初めてで、中学生と高校生に、けいちゃんと私が数学を教えました。約2時間、休憩も入れながら、因数分解や2次関数を勉強しました。
最初は悪戦苦闘していた生徒も、繰り返し問題を解いていくうちに正解率が上がっていったので、教える側としても嬉しかったです。やはり学習は継続が大事だなと実感しました。

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開成地区仮設団地での授業風景。数学を勉強中!


夜は、ほっとスペースで授業をしました。

今回教えた生徒とは7月以来の再会でしたが、私のことを覚えていてくれて嬉しかったです!学校の試験も近いということで、連立方程式や1次関数を中心に勉強しました。数学はここから更に難しくなっていくので、こちらも頑張ってサポートしていきたいと思います。

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ほっとスペースでの授業風景。試験に向けて数学を勉強中!


私は、TEDICの第1フェイズにも参加しており、石巻に来るのは約4ヶ月ぶりでした。時間が経った今でも、町の様々なところに被害の跡が残っていて苦しかったです。それでも今回の出張授業では、現地に住むの人たちの笑顔がたくさん見られ、復興への兆しを感じました。
石巻に行く機会は限られているけど、今後も私に出来ることを精一杯やっていきたいと思います!

次回の出張授業は、しゅんしゅん、ぼいちゃん、まめの3人が担当です。
よろしくお願いします。