3か月が経ちました。 | NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

NPO法人TEDIC 公式ブログ「活動報告」

NPO法人TEDIC(テディック)東日本大震災での被災や、貧困・虐待・ネグレクト・友人関係のつまずきなど様々な事情の中で生きている子ども・若者を、「学習支援」や「フリースクール」、「子ども食堂」などを通じて地域の力で支えるNPOです。

こんにちは。
初めまして、TEDIC代表の門馬優(もんまゆう)です。


多忙を言い訳に、更新をしていなかったところ、
管理部の山内が気を遣って、さらりと更新してくれました。
感謝、感謝。


彼だけじゃなく、うちのスタッフは本当に素敵で人間味あるスタッフやと思います。

なんというか、「ぐちゃぐちゃ」なんだけど、「まっすぐ」っていうか。
主張がぶつかることもあるし、感情の起伏が激しいこともある。

でも、そんな人間臭いスタッフやからこそ、きっと現地でも、将来教壇に立っても、
一人ひとりに、表面じゃなくて、内に寄り添えるんやないかと、思ったりしています。




さて、震災から3か月が経ちました。

先日、故郷・石巻市湊町の祖父母の家を訪れました。

津波の被害で全壊、辛うじて残っていた骨組みも、2週間ほど前に取り壊しました。

その跡地には、見覚えのあるお皿や家具、時には僕の写真や、婆ちゃんが服用していた薬も。

爺ちゃんが開いていた道場で、3歳から柔道を始めた僕にとって、紛れもない故郷。

今でも、津波の映像は見れないし、ニュースも極力避けるようにしてるし、余震には敏感に反応するし、被災した方の話を聞くだけで動悸が激しくなる。




でも、一方で、


「生きている」ということが、こんなに幸せなことなのか。

大切な人が、「生きている」ということが、こんなに幸せなことなのか。


と、噛みしめる毎日です。




この震災の事実を、

その地で「ぐちゃぐちゃ」の感情を抱きながら生きている人を、

天から見守っている人の思いを、深く刻み込む。

言葉にできなくてもいい、心に刻み込む。




10年後、「震災があって良かったね」と、言えるように。

僕たちは、被災地の子どもたちのもとに、未来を届けます。
そして、未来を受け取ってきます。



震災から3か月。

未来への一歩と、この活動がなりますように。
今後ともご支援のほど、よろしくお願いいたします。




写真 閖上中学校の時計。2:46で止まっています。
共育支援プロジェクト TEDIC