吐き気に苦しむ 医療用大麻 | ドイツ語圏生活25年

ドイツ語圏生活25年

あっという間に1/4世紀。
楽しいことも、つらいこともいろいろあったなぁ。
忘れる前に記録しておきます。
書こうと思ったきっかけは乳がん闘病。
辛さもうれしさも分かち合えたら、
私の経験が何かの参考になればうれしい。

病院でお昼ご飯は出るのだが、

私はいつもおにぎりを2つほど持って行った。

好きな時に食べられるし、胃にやさしい。

 

3回目の抗ガン治療が終わり、カテーテルを抜いている時に

突然吐き気に襲われてお昼に食べたものも全部吐いてしまった。

 

そのまま様子を見たのだけれど、吐き気はおさまらず、

ビニール袋をもらってそれを握りしめながら帰宅。

 

そのまま3日間は起きても横になっても吐き気が止まらない。

体力も気力も消耗しきった。

こんなに強い吐き気が出るなら、4回目なんて無理だと思った。

 

それを主治医に話したところ、

吐き気止めに医療用大麻が処方された。

処方箋を持ってまず健康保険組合の事務所に

行かねばならなかった。

 

健康保険組合の医者は医者というよりはお役人である。

今まではどんな吐き気止めを服用していたのか。

なぜ3回目の抗ガン治療まで我慢できたのかなどを聞かれた。

 

健康保険組合の医者は、どんな病気にしろ

いろいろな難癖をつけて病気を認めなかったり、

処方箋を有効にしないことが時々ある。

外国人には特に厳しい。

 

最終的に許可はおり、市内にいくつかある特別な薬局に行く。

薬局には医者からの連絡が来ていて、

医療用大麻が準備されていた。

 

医療用大麻のカプセル

 

見た目は普通のカプセルである。

本当にこれが効くのか?半信半疑で服用した。

 

次の抗ガン治療後からは、吐き気が激減した。

そのカプセルを服用したから、機嫌や気分が

よくなるなどということは全く感じられなかった。

中毒性になるような症状は何にも現れなかった。

 

あの吐き気の苦しみから解放してくれた

医療用大麻には感謝しかない。

 

最後に残った一つ、

捨てるのもなんだかかわいそうで

手元に残してある。