GMATの過去問 | Wharton MBA留学からのアメリカNY就職

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Wharton(ウォートン)、ペンシルバニア大学のMBAのため家族で移住。卒業後、なんとかニューヨークで職を見つけて、四苦八苦しながらも生き延びています。

言わずもがなですが、GMATの過去問研究は超重要です。私は最初に受けたGMATが530点で茫然としましたが、涙に涙を重ね、繰り返し問題演習をすることでなんとか710点を出すことができました。これはトップスクールに入るためには、必ずしも良い方ではありませんが、それでも英語の苦手な僕なりには限界のスコアです。

 

中国語のできる方はGMATの最新の過去問を次々と入手することができます。例えば、GMATの問題は定期的に変わる(月替わり)ようになっているのでその月の前半にGMATを受けた人がどんなテストだったか掲示板に載せていて、中国人は超最新の情報でGMATに臨むことができます。もちろん、それ以前の過去問題も充実していて無料で簡単に手に入る環境です。私たち日本人は彼らと比べてかなり不利なわけですが、ある程度、裏技を駆使して対抗していくこともやむなしかなと思っています。

 

まずは一般論ですが、

過去問で一番定番なのはOfficial Guideです!これが一番の良問ですね。過去に複数のガイドが出ていますが、問題の重複も多いですが、それでも重複していない部分もあるので別の年のeditionを買う価値はあるようです。

でも全問無料でかつ詳細解説(ディスカッション)のついたサイトを見つけてしまいました。GMAT Clubという掲示板情報はこちら。GMAT Official Guide 2020の要点と詳細な解説

 

あとはもちろん無料のオフィシャルソフトであるGMAT Prepですね。ただし、これは問題演習形式で自分の実力を測るにはいいですが、出てくる問題数が少ないので何度もできません。

 

次に定番なのが塾に行くことです。実はオフィシャルに塾に過去問が提供されていたことがあり、アゴスや吉井先生のYES、新井塾などはこの問題を多用しています。GMATの導入としてはこれは当然正当なことだと思いますが、問題がかなり古いため最近のGMATの傾向とずれてきているという面が否めません。なぜかというと、実はGMAT作成会社が変更となり、問題傾向も変わってしまっているからです。(以前はTOEFLと同じ会社のETSが作成していたそうですが、現在はGMACが作成しています。)

 

さらに、ManhattanやMagooshなど海外で人気の予備校の参考書を使う方も多くいますね。Manhattanの問題などは実際のものよりMathもVerbalも難問が多く、高得点を狙う場合にはとても良い練習になると思います。

 

ではGMACが作っている最新の問題で練習しまくるにはどうしたらいいのでしょうか?

1、 中国問題「GWD」  考満分Kao Man Fen

実は、中国の予備校では以前から過去問が不正流出していて、それが一冊の問題集としてまとめられていました。私自身が中国のサイトをいろいろと検索して探し回ったところ、このデータ(ワード)をうっかり入手してしまいました。いわゆる「中国問題」というものですが、中国では「GWD」と呼ばれています。こればGMATの過去問が数百問単位で収められており、非常にやりがいがあります。現在では無料で入手できるという利点がある一方、解説が中国語なので日本人にとっては不十分です。

 

PDFやワード版が出回っているようですが、TOEFLでもおすすめしたKao Man Fen考満分にGWD問題が大量にまとめられています。こちらで勉強するのが手っ取り早いでしょう。しかも時間を計測したり、問題の正答率を出してくれたり、ログインするとデータを集計して中国人ユーザーたちと比較したランキングや階級まで出してくれるのでモチベーション維持にもつながります。(ログインするには中国語で会員登録しないといけないので少しハードルが高いかもしれませんね。)

 

ただし、解答は自分で探す必要があります。問題文をグーグルにコピペすれば、Gmat Clubなどの掲示板で簡単に見つけることができます。様々なGMAT マスターたちが喧々諤々の議論をしていますので、これを読むだけでも非常に勉強になるでしょう。(GMATの難しいところは有識者/ネイティブ/予備校の先生でも答えの意見が別れるところです。GMAT Clubなどの議論を読むと、GWDの答えの方が間違ってるんじゃないの?と思うこともあります。

 

サイトはこちら。http://gmat.kmf.com/ 

练习 練習問題を選択して、SC, CR, RCの全ての過去問を大量に練習することができます。

見て頂くとわかりますが、上述のGWDだけでなく、最新のGMAT Official Guide、やManhattan、Magooshなど全て無料で公開されています。TOEFLの過去問も30回以上のテストが揃っています。恐ろしや、、、中国4000年の歴史の底力。。。笑

 

2、濱口塾、Affinity英語学院

ただし、どうしても自分で検索するのはめんどくさいという方におすすめなのが濱口塾です。濱口塾の問題を見てみたところ、GWDの問題をほぼそっくりそのまま(問題の順番も同じ)使っているようですが、それを日本語で解説してくれているので、問題の質、量、解説に定評があります。ただし、一括で購入する必要があり非常に高額なのが玉に傷です。

 

その点、Affinity英語学院は講座単位で購入することができます。解説が戦略的・ロジカルで分かりやすい上、問題演習などではこのGDWなども問題も活用して実践的な授業をしているようなのでお勧めです。

 

3、GMAT Prepの過去問(大量!)

私は、全ての過去問を何度もやりましたが、英語力が根本的に不足している私は、それでは不十分でした。ほかにも過去問がないか探し回ったとこと、GMAT Clubの掲示板の奥のほうに、ありました、ありました!これはすごいですよ。

 

GMAT PREPという無料のソフトがあるのは先述の通りですが、このソフトは何年かに一度改定されて問題が入れ替わっているのをご存知でしたか?これまでの過去のPREPの問題を含めてGMAT Clubというコミュニティサイトにアップされています。

これを入手してから、CRの問題を大量にやりまくり、最後は常にCRはほぼ満点の状態にすることができました。GMAT Clubからの引用リンクは以下です。

GMATPpre v1.1 2006 - 2012
GMATPrep v1 2005 - 2006
PowerPrep 1999 - 2005 (overlaps with OG)
Collection of all SC questions from GMAT Prep (don't take these until you have exhausted all of the tests)

 

あとは、PDFでまとめられているものもありました。期間限定でこちらのgoogle driveリンクから入手できるようにしておきます。

CR 270問、SC 500問、RC 120問が入っています。

https://drive.google.com/drive/folders/1IWcb83l3xbHninRuh8aeWbsv5-4-VXe-?usp=sharing

 

その他もろもろ、こちらからダウンロードできます。これだけ過去問があれば、問題量に困ることはないと思います。

https://gmatclub.com/forum/download.php?fl=menu

 

なお、よいスコアをとったあかつきには、どの学校が良いかという話になりますが、アメリカ就職を考えている方は学校間でとれるビザに違いがあることも留意必要です。通常は卒業後1年のみ滞在可能なOPTが取れ、その間に6年滞在可能なH1bに応募することになりますが、このH1bの取得が近年難しくなっています。抽選での当選率40%程度で、落選すればアメリカ国外に出なければいけないリスクがあるあため、企業側がインターナショナル生の採用意欲を低下させています。調べた範囲内ではWhartonのみが研修ビザが3年間有効となるOPT STEMのビザを提供しており、H1bに複数回応募できるため、採用のハードルがやや下がる傾向にあります。詳しくはこちら参照ください。https://ameblo.jp/teddy1234kun/entry-12432833424.html