体罰とか鉄拳とか | 続・日々コラム・・・

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教育という観点での「体罰」という大きな問題が出てきています。
教師でも親でも、「罰」を与える資格はないのですけれども、愛のムチとか鉄拳とか、制裁とか総括とか、ただの暴力とか、パワハラ、リンチ、エトセトラ…
合法的に市民一般に暴力が許されるのは、正当防衛の場合だけだと思います。
なので、体罰を正当化する為には、
「これは俺のプライドの正当防衛だ!」
ということでどうでしょうか。って駄目に決まってますけど…。

大阪市の橋下市長は、問題高校の入試中止まで言及して、事の大きさを訴えています。
入試中止、というと僕は幼少時の記憶ですが、東大がたしか入試中止になったのを覚えています。
連日ニュースになる大騒ぎの末の処置だったと思います。
つまり、橋下市長は、それほどの大事だという認識の薄い世論に警鐘を鳴らそうとしているように思います。
実際、大阪の悲劇を例外事例として、それでも「体罰」も場合によっては「是」とする意見は多くあるように思います。

そして柔道界でも同じような問題が取り上げられてきました。
なんか僕らの時代は、コーチは「鬼」で、それに耐えるのがヒーローだと思ってましたから、逆に最近のさわやかなスポーツの環境は、「やる側」としては嬉しいのですけれども、感動させてもらえるような国民的ヒーローを認めにくくさせられているようにも思います。

世界一をめざすにしても、スポーツは楽しくやってなんぼ、なんでしょう。
罰が怖くて必死になって出すアドレナリンよりも、たぶんもっと良質なやる気で競うのがスポーツだと、まず「シゴキ」世代のぼくらが認めなきゃいけないのかもしれません。


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