私、東京では、クリスマスツリーは飾っても、仏壇を常備していないありがちな仏教徒です。
それでも、けっこう真面目な信者というか、教えはそれなりに理解したつもりです。
宗派としては、浄土真宗・本願寺派、なんです。
京都にいつもお墓参りにだけは行っております。
自分の名前のお墓も、(いつも変な気分なのですけど)あったりします。
しかしながら、死んだら寺(仏教)、めでたい時は神社(神道)、楽しそうならクリスマスでもハロウィンでも、っていうのが、多くの日本人的な日常なのだと思います。
仏教徒以外のキリスト教やイスラム教とかの信者の人は、日本では絶対数は少なくても、日々の生活浸透度が違いますよね。
私は、それでも浄土真宗は結構気に入っていて、日常生活で困ってもそこに頼ったりもしませんが、書物をよんだり、お経をきいているだけで、なんとなく落ち着いていろいろ救われる気分になったりします。
ところで、今抱えている二つの作品が、仏教に関係しています。
一つは、大田垣蓮月。
彼女は、真言宗です。
これは密教ですから、かなりよく私にはわかってません。
その彼女と関わりの深かった、富岡鉄斎をモデルにした役やってます。
絶対にこの理解をしておかないといかんと思っています。
もう一つは宮澤賢治。
賢治は、日蓮宗の熱心な信者で、父に改宗をせまります。
その父上の宗派が、浄土真宗で私と同じ。
たしかに、余命短い賢治にとって、看取ってくれるかもしれない家族が信じていない宗派だと、たしかに辛いかもしれません。
しかし同じ仏教で、これだけ違うわけですから、これは一口に「寺」とか「坊さん」とか言えないですね。
私が死んだら、今だったら急なので、適当に違う宗派で葬られてしまうかもしれないので、浄土真宗のお寺を近所に探しておこうと思います。
お世話になっているお寺や、演劇に理解あって協力してくれる素敵な住職さんとかは、いくつかあるのですけれども、一応宗派は違うんですね。
東京(千葉ですけど)では、浄土真宗はなかなか少ないんです。
普段から接していられるお坊さんもなかなkいませんしね。