ヤスは主演か助演か | 続・日々コラム・・・

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 平田満さんは大好きな俳優さんでして、四捨五入すれば20歳の頃、某養成所のオーディションで、『好きな俳優は?』との問いに、同氏のお名前を答えたことをしっかりと記憶してます。
 先週末、ある場で平田さんと同席させていただく機会があって、『写真取らせてください』っていうミーハー路線から、『弟子にしてください』の猪突猛進まで、いろいろと為す選択はあったのですけど、小心者なのでおとなしくしてました。
 ただ、お隣だったので、(おおーヤスだ!とつぶやきつつ)こっそり仕草のマネをしてました。

 さて、その平田満さんは、1982年にアカデミー賞の主演男優賞を取られてます。ところが、同じ作品で、『主演』男優賞と同時に別の表彰で『助演』男優賞も取られてます。
 思い起こすあの名作。誰が主演か?で、帰りに同伴したアシスタントさんと論じてました。 平田さんのヤスは『主演』だったのですよね。 劇中で端役の役だけど映画的には主役だったということで、演技が迫真だっただけに『大部屋」のイメージが強いのかもしれません。 どうも、銀ちゃん(風間杜夫さん)が主役、って感じがしませんか?

 『端役が主演で、主役が助演だった』というのが、そもそも面白かったのかもしれません。 しっかりした『助演』俳優ってのもスバラシイですね。 チョイ役と脇役と端役、敵役に道化役・・・『助演』って定義が混同してますけど、使い方間違わないようにしないといけませんね。

 ストーリー上、アンチテーゼになっていることが多いだけで、たぶん主演と同価値なわけですよね。だから、主演男優賞と助演男優賞は同時受賞できる、ってのはどうでしょうか?