Why the rich are getting richer | 経営と投資の道場

経営と投資の道場

一代で巨額の財産を築き上げた大金持ちたちに縁あって
弟子入り。彼らから授かった叡智を、不動産への投資や経営に
生かして日々切磋琢磨しつつ、世界中で事業を展開すべく活動中。

今日はこの本。

 

タイトルは英語では、Why the rich are getting richer

 日本語版は「金持ち父さんのこうして金持ちはもっと金持ちになる

 

ロバキヨの最新版。まだ読んでる

最中なので、何回かに分けて

思うことを書こうと思っている。

 

キヨサキの本はおもに

ファイナンシャル教育の重要性を

説いている。

 

こういう投資をしていくら儲かったとか

いうのもかなり大事だが、

 

まだどうしていいかわからない大人や

何も知らない子供にとっては、

教育の方が大事。

 

内容は彼のいままでの本とよく似ている

部分もあるが、

最新の世界経済を背景に書かれていて面白い。

 

 

ワタシは自分の子供にもお金の教育を

多少は実施している。

 

でもお小遣いとかお手伝いとか、

預金通帳にお金を貯める程度では、

現代のお金のことは全くわからない・・・

というか何にもわからない。

 

・働いて稼ぐお金

・預金しているお金

 

だけではお金を知っていることにはならない。

 

いくらバイトしても将来の生活は楽にならない。

残念ながらITとか最新技術を学ばせても同じ。

いい学校に入っても・・・

 

 

・投資するお金

・資産から入ってくるお金

・負債から出ていくお金

・・・

 

財務諸表を簡素化したブロック図で

お金の流れを理解することが必要で、

 

本書では繰り返し説明している。

 

ワタシの個人および法人は

不動産投資やビジネスをしている

ので、不動産などからの収入や

負債からの支出があり、

お金の流れを多少は理解しているが、

 

給与所得しかない家計の場合、

この本で説明されている内容が

現実のものとして理解しにくい

かもしれないし、

 

ましてや子供にとっては

ちんぷんかんぷんだろう。

 

今はキャッシュフローゲームもある

からそうしたツールで学ぶしかない。

(これは大人でも学べるしワタシは

これで学んだ)

 

 

 

情報が溢れる現代において、

 

もはや日本でも会社から給料と

投資信託や多少の株式投資だけ

で金持ちになれると思っている

人は少ないと思う。

 

一方で自分で投資やビジネスを

して税金の支払いまでコントロール

して金持ちになろうと考えている人

も少ないと思う。

 

最初の「金持ち父さん貧乏父さん」

がアメリカで出版されたのは1997年。

 

それから20年経って、

 

日本もアメリカと同じような

経済状況になりつつある。

 

金融緩和によるインフレ政策は、

 

労働で得られる収入や銀行預金が

徐々に、でも確実に目減りさせる。

 

逆に投資で得た資産からの収入や

借り入れ金は徐々に、でも確実に

増えていく。

 

政策が変われば、対応を変えていく

必要はあるけど、本質はお金の

流れをコントロールすることだ・・・

(ロバキヨの受け売り笑)

 

 

こうした知識や対応策を子供に

何も教えずに社会に出すことは、

ジャングルに何も持たせずに

ハダカで家からほっぽり出すに

近い状況になってきている。

 

いい大学に入り、いい会社に入り、

手厚い福利厚生やいい給料をもらって

退職金と年金をもらって一生安泰・・・

というモデルは崩壊してくるし、

その傾向は今後すごいスピードで

広がっていき深まっていく。

(この辺りもロバキヨ受け売り笑)

 

大学生あるいは高校生でも

ビジネスや不動産を所有して

収入を得ることが重要な世の中が

もうすぐそこに来ている。

 

先日会った若い投資家もまだ10代で

競売にチャレンジしたり、

不動産を毎日ネットで見ているそうだ。

 

世界は着実に変わりつつあると思う。