おかげさまで声・喉の方は順調に回復しております。お心遣いして頂き有難うございます。

今回日本に滞在した時は、頻繁に銀行に行く機会があった。別にこれは今回初めて気がついた訳ではないが、こうも日本とアメリカでは違うものかと思うのが銀行。

まず銀行に入るなりいきなり「いらっしゃいませ」と声をかけられ驚かされる。しかも声をかけてくるのは銀行員ではなくて、警備員のおじさん。多分、警備用の制服を着た銀行員ではなくて、殆どのケースは実際に警備会社から派遣された人が多いと思うのだが、もうガイジンになっている私は「どーして、警備員が『いらっしゃいませ』なんて言うの?」と素朴な疑問。多分、警備会社の方で、「派遣先の会社の社員になったつもりで、誠意をもって警備に当たるよう」なんて指導されているからの気もするが、基本的に銀行に関係ない人(警備を任務にする人)が、いきなり「いらっしゃいませ」なんて言ってくるのは、私が見ると非常に不思議。

そして5秒もたたぬうちに再び「いらっしゃいませ。」今度は銀行員から。銀行の入り口に立っているお客様サービスの人。普通は一人だが、二人いる時もある。もちろん二人の場合は「いらっしゃいませ」のハーモニーが絶妙。それを通り過ぎ、「え~っと、外国為替の窓口は…」と思いながら数秒きょろきょろっとしてると、はるか後方にいると思っていた、お客様サービスの人がすぐ横に。「お客様!何か、お探しでしょうか?」
うわ~、ビックリした。いつの間にこんな近くに寄ってきたのよ?あなた?と思いつつ、「スゥミマッセーン、がぁいこくかわーせの…」なんてガイジン訛りで聞こうかと思ったが、それはやめて流暢な名古屋弁で「ぎゃーこく為替の窓口、どこきゃーも?」と。相手もニコニコ名古屋弁で返答、「こちらでごじゃるよ。番号札が必要じゃけん。私が取ってくるあるよ。」…ん?この会話、もちろん冗談です(笑)。ちゃんとした標準語で会話をしました。「外国為替の窓口は?」、「こちらでございます。番号札が必要ですので、取ってまいります。」と言うなり、100メートルを8秒で走るかのようにダッシュで番号札を取ってきたサービス係りの人。

銀行内は順番を告げる機械の音声が随時聞こえてくる。「さんじゅう…ななばんの…かーどを…おもちのかた…にばん…まどぐちへ…。」窓口を隔てて忙しそうに仕事をしている大勢の行員たち…。殆どの銀行には待っているお客のためにTVが設置されていてる。

信用を売る業種はだいたい静かな場合が多いと思うのだが(例えば病院や弁護士事務所など)、日本の銀行の場合は違う様子。よく言えば活気があって至れり尽くせりですが、その半面、無駄が結構多いんじゃないの?という気も少し。

アメリカでも、もちろん警備員はいるが、彼らが客に(警備・安全に関連しないことで)話しかけてくることはまずない。でも私はそれを見て、愛想がない、なんて思ったことはない。お客様サービスの人(何でも屋さん)のいる銀行はほとんどない。ごく稀にいるケースもあるが、その場合でもお客様サービスとか書かれた机に座っていて、通常は何か自分の仕事をしていて、こちらから聞かない限り答えは得られない。窓口の順番も(普通口座、定期口座、外国為替などと窓口は分かれていない場合がほとんどなので)ATMと同様、みんな一列に並んで順番を待っている。もちろんTVなんて置いてない。あ、でも、お年寄りには立って待つのは辛いケースもあるでしょうから、日本の番号札制は特に悪いとは思ってませんけどね。これから口座を開口したり、ローンを組みたい場合は、銀行のマネージャを通して行う必要があり、マネージャは窓口とは別のところで専用の机に座っていることが多く、そちらに行けばOK。通常、銀行にいるのはマネージャが一人か二人、窓口も二つか三つ開いているのみ。だから銀行内で客から見えるところにいる行員は4~6人程度。(ひょっとしたら客から見えない裏で大勢の行員が働いているのかもしれませんが、多分日本ほど大勢の人はいないと思う。)客が入って来る度に声をかける行員はいませんし、皆さん静かに仕事をなさっていますが、それでサービスが悪いと思ったことはありません。ATMは24時間稼動しているし、自行の取引の場合はいつ使用しても手数料なし。

ほんとうに日本の銀行って行員さんが多いと思うのですよ。よけいなお節介かもしれませんが、もっと人員を削除しても十分同じサービスが提供できる気がするんですが。銀行にお勤めの方からしたら、「あなたは銀行業務に携わったことがないから、そんな事が言える…」と怒られるかもしれませんが。

まあひとつだけ言えるのは、アメリカは会社も個人も小切手が流通しているので、たとえ銀行でも巨額の現金を扱うことは稀なので、業務内容にかなり違いがあるのは事実と思います。例えば、アメリカの銀行で一万ドル(約120万円)を現金でほしいと言ったら、行員はビックリ仰天すると思います。いや、それ以上に突然言われてもそんな大金(現金)用意できないと言われるかもしれません。

ちょっと長くなってしまいましたが、今回はこれで…。