誰でも、ストレスは受けます。ストレスが続くと精神的に参ってしまいます。何かしらの問題を抱えるとこのストレスが顔を出します。

 

ストレスは、精神を傷付けます。日常生活に影響が出ます。やる気が起こらない。なんでなろうとかその原因に悩みます。

 

特に、人との関係で起こるストレス、家庭内で発生するストレスもそうです。夫であれば、妻との、妻であれば夫との軋轢とかが原因になります。

 

これらの人間関係ですが、お互いに健康な場合もあれば、片方が病を抱えた病人である場合は、問題が大きいです。

 

一例ですが、女性がうつ病とか体に何らかの問題を抱えている場合、その家族が介護します。大抵は介護する方にもストレスを受けます。病人はもともと精神的に傷つきやすい状態のため、特にストレスには敏感です。

 

その状態で問題が起こります。うつ病に被害妄想が混ざっているとかなり重症です。介護する側に少しでも病人の気に入らないことがあると、延々と文句が続きます。これが日常茶飯事になります。特に性格的にきれい好き、神経質、潔癖症などがあると、本人も苛立ち、精神が不安定になります。

 

介護する側は神経を使わなければなりません。自宅介護の問題はここにあります。

施設では、どのように扱っているのかは知りませんが、やはり、このような患者には相当神経を使っているのかなと思います。

 

確かに、病人も以前のように自由に動けないため、常にストレスを抱えた状態で生活していますので、介護する側がその辺を理解しなければなりません。

 

老老介護の問題はここにあります。肉体的なストレスもありますが、この精神的なストレスの方が問題が多いと思います。

 

団塊世代が後期高齢になったため、これから、こういうストレス問題がより顕在化してくると思います。