精神状態の違い

都市に住んでいる人間と山里に住んでいる人間の精神状態を研究している学問があるのかは知りませんが、この差は、大変重要な問題を含んでいると思います。

 

この環境の違いが精神疾患にも影響しているのではと思っています。一番の大きな違いは、精神のバランス感覚に差が起きていると思います。例えば、都市で生活していると高層ビルに囲まれた、マンションとか密集地帯の住宅では、空が見えません。まして、遠くの山も見えません。

 

バランス感覚

そのような空間で生活していると視覚の平衡感覚にも悪影響を及ぼしていると思います。

今、自分がどの方角を向いてるのかとか、今の位置は地図上のどの位置にいるかとかが、すぐには判断が付きにくく、その結果、精神のバランスも崩れてしまうと思います。

 

このストレスは、内臓、特に胃とかに来て、ムカムカしてくるとか、吐き気がするとかに現れてくるのではと思います。つまり、そのような都心で生活していると常にムカムカ、イライラが生じているかも知れません。自分では気づかないかもしれませんが、他人にはそのイライラが伝わっているかと思います。

 

イライラの閾値

事件はそのイライラがある一定値を超えると発生するのかもしれません。

都心では、みんな結構イライラしながら、働いています。一触即発状態で生活しています。

これは、何とか防がなくてはいけませんが、妙案が浮かびません。

 

逆に、山里で生活していると比較的、そのようなイライラはなく、精神のバランスも保たれていると思います。ときどき、おかしなことが発生するかもしれませんが、都心よりは少ないと思います。遠くの山や川、大きな空が見えるのは気持ちがいいものです。

自然の中にいると心も落ち着きます。イライラが少ないので、犯罪も少ないと思います。

 

都市の緑化対策

最近は、都市にも公園や、緑の空間も増えてきていますが田舎に比べればまだまだです。

郊外へ出れば、まだ自然があります。住宅は郊外に、職場は都心にとすみわけがありますが、まだ、かなりの住宅が都心にあります。

 

都市のストレス

都心のイライラと田舎のイライラについての学問的検証がなされているのかは知りません。

自分の単なる主観です。偏見かもしれませんが、精神、心のバランスが崩れるのは都会で生活している方が多いというのは、あながち当たってないとは言えないのではないでしょうか。

 

以下は参考になると思われるサイトです。

都市生活が精神疾患を誘発する?

 

都市生活で脳は「ストレスに弱く」なる:研究結果

 

脳にやさしい街づくり

 

 

これらの文献は、全く知らなかったのですが、今回、ブログを書いていて、ネットで検索したところ、いろいろありました。

驚いたことに、自分がブログで書いたことが、これらの文献で裏付けられていたことです。

 

思ってはいましたが、すでに海外でもその研究は行われていて、結果も出ていました。

びっくりです。

 

調べることになったきっかけは、家内の介護です。8年前に脳梗塞を患いました。その後、リハビリを経て、今は家で杖をつかったりして、生活をしています。その後遺症もありますが、精神状態が不安定になります。それは、性格にも関係しているかと思いますが、感情が非常にセンシティブなことが引き金になっていると思います。ちょっとしたストレスで過敏に反応します。その根源は、幼い時の成長過程にあると本人も自覚しているようです。事情があって田舎から都会のおじさんのところを行ったり戻ったりした生活を余儀なくされていたようです。幼いころに、父親が戦死したためです。

 

私も家内の神経が過敏にならざるを得なくなったのは、幼児期の環境ではないと思っています。都会での暮らしが拍車をかけていたような気がします。