まだ、幼い頃、我が家にラジオがありました。そのラジオは周りが木製の縦横幅が20x30x15cmぐらいの箱型でした。下部には布でカバーしたたぶんそこがスピーカーだったのではと思います。短波と長波だけで当時はFM放送局はありませんでした。そのラジオが天井の隅に置かれていました。いつもそこからNHKの「三つの歌」や「一丁目一番地」、「高丸菊丸」の歌や声優さんの声が聞こえていました。確か、昭和30年頃です。夜中になるとネズミが天井や、部屋の隅を駆けずり回る時代でした。テレビもありません。

当時のラジオのイメージ(無料の素材より)

 

 

こんな感じのラジオでした。中は真空管です。夕食は家族みんなで丸いちゃぶ台を囲んで食べていました。昔のテレビに「寺内貫太郎一家」というドラマがありましたがあんな感じでした。当時の年寄りの中には、ラジオから人の声が聞こえてくるので、あの箱の中に人が入っていると思っていた人もいたようです。無理からぬことかもしれません。

 

 

 

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