「充実した労働」 (100日ブログ 93日目) | 二代目社長の告白

二代目社長の告白

かまえオフィスブログからタイトル変えました。

会社を継いでから、思うことを書いていきます。
これから二代目になる人のためのブログです。

 
京都のトロッコ列車の話は以前書いた。
その時、その会社の社長が言っていた。

うろ覚えだが、確か

「充実した労働が大事」だと。

 「以前はそれがなかった」と。

ここから先は、
だいぶ記憶が薄れて来たので、
勝手な解釈で書いていく。

 「充実した労働」について考えた。

働くことって、何のため?
と考えた時に、
給料のため、生活のため、の人もいるだろうし
自分を成長させるため、の人もいるだろうし、
世の中に貢献するため、の人もいるだろう。

 働く目的は、人それぞれだし否定するつもりはない。
生活できなければ、他の目的どころではない。

しかし、生活のためだけに限定すると、
もったいないと思うのだ。


 そこから人とのつながりが生まれるだろうし、
学ぶこともたくさんある。

世の中に受け入れられたり、喜ばれたり、
時には失敗しても、そこから何かを学ぶ
ことはできるし、自分の成長にもつながる。

自分の成長につながる仕事こそ、
「充実した労働」につながるのでは
ないかと思うのだ。


トロッコ列車の社長は、
国鉄時代の仕事のあり方を
見直して、いろいろな取り組みを始めた。
お客さんと写真を撮ったり、
列車を途中で止めて、桜や紅葉を
ゆっくりみられるようにしたり、
車内アナウンスで歌を歌ったり、
国鉄時代では考えられなかった
ようなサービスを始めた。

おそらく、スタッフ間でどうすれば
お客さんが喜んでくれるか
話し合ったんじゃないだろうか。

「充実した労働」という言葉が
生まれて来たのはその頃からでは
ないだろうかと思った。

充実した労働はその取り組む姿勢から
生まれると思う。

働くことの中に
「どうすれば?」
の問いがあるのではと思った。

そこには、いかに役に立つか、が
目的化されている。
そこには生活のためにやっているという目的よりも
大きな意味を働く人がもっているからだろうと思う。

自分だけが「充実した労働」をするのは
ある意味簡単だ。自分で決めればいいだけだから。
 しかし、自分以外の人にそうなってもらうのは、
時間がかかりそうだ。

(100日ブログ 93日目)

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