信じることが奇跡を起こす | 二代目社長の告白

二代目社長の告白

かまえオフィスブログからタイトル変えました。

会社を継いでから、思うことを書いていきます。
これから二代目になる人のためのブログです。

 宗教みたいなタイトルになってしまったが、今それをものすごく
感じている。

 久しぶりの日曜日、1年生の娘と、公園で一輪車の練習をした。

 娘は学校で一輪車に乗る練習をしており、私も久しぶりに家に帰ってくるということで
一緒に練習を見てほしいと言われ、近くの公園に来た。

 捕まりながら、乗れることは知っていた。しかし、今日は、手を離しても乗れるではないか。

 「すごい!」と思った。

 公園の広場で、最初の乗り始めに、手を取り、手伝いながら、娘の一輪車を見ていた。

 手放しで乗れる距離が、段々伸びていく。
 そのうちに、「もう飽きてきた。」と娘が言ったので、
 「じゃあ、もう帰ろうか。」と言ったら、

 「いや、まだする」と言う。

 しばらく見ていたら、さっきまで私の手を持って一輪車に乗り始めていたのに、
自分で、私の手を借りずに乗る練習をしている。

 「自乗り」(ジノリ)と言っても、陶器のことではない。
 自分の力とバランスだけで、一輪車に乗ることを
「自乗り」というのだそうだ。

 その「自乗り」の練習をしているのだ。
 私も試しに、やってみた。
 娘の一輪車は小さいのだが、サドルの高さを最高にして、やってみた。
 全然だめだし、乗り始めるだけで、思い切り転んでしまった。
 進むことなど全然出来る状態ではない。
 
 娘が今、やっている「自乗り」は、かなり高度な技なのだ。
 何度も何度も失敗しながら、娘の顔が、なんかもうすぐ出来そうという顔になってきた。

 そして、ついに「自乗り」が出来た。
 「すごいじゃん!」と言ったら、娘は黙って、自信たっぷりにニヤリと笑った。

 そのあとも、失敗しながら4回ほどその「自乗り」を成功させ、今日の練習は終わった。

 あとで思い出しながら、人生も会社の経営も同じなんじゃないかなと思った。
 自転車でも、一輪車でも、初めての体験なのだ。
 最初に失敗したからといって、すぐ私は出来ないんだと思ってやめてしまったら、おそらく
一生できないままだろう。失敗しながらでも、出来ると信じて、続けていたら、そのうちに、出来るんじゃないか
という自信みたいなものが生まれてくるのではないか。

 違いは何か?
 失敗したあと、「出来る」と思って続けるか、「出来ない」と思ってやめるかではないか。
「出来る」という確証はないが、それを信じること、自分を信じることが、奇跡を起こすことにつながるのではないか
と思う体験だった。