「個性」について | 行く河の流れ

行く河の流れ

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

 人はそれぞれ個性がある。みんな違うから人生が楽しいんだ!・・・どうも違う気がする。「みんな違う」という理由で人生が楽しい訳じゃないのではないか?「みんな同じ」でも人生を楽しめる人は楽しめる。
 結局本人が世界をどう見るかのスタンスが考えを決める。個性を尊重、自分の意見を、かけがえのない自分という教育を受けてきたが、「みんなが自分とは違う人格を持つ」ということが強調されすぎたように思う。そんなことは大前提で、小説家はひらがなやアルファベットを知っている位の常識である。それを「世界に一つだ~け~の花♪」などと個性にスポットライトを当てすぎる風潮はどうしたものか?
 「違い」は「良いこと」なのではない。「違い」は「当たり前のこと」なのだ。違いを強調しすぎれば下品になり、奇をてらったモノに本質はない。