日本代表のグループリーグはH組。日本のほかにベルギー、ロシア、テュニジアが入った.この中で2位以内に入れば決勝トーナメント進出となる。しかし決勝トーナメントの組み合わせを見てみるとC組の1位か2位と当たることになる。C組はブラジルが1位で突破してくるだろうからどうしても日本は1位通過したかった。
日本代表の初戦は6月4日(火)午後6時キックオフ。対戦国はベルギー。ニカラグア時間では4日の午前3時である。全員集合した。皆、青いTシャツを着ていた。遠く離れていても気持ちは届く。そう信じていた。座ってなどいられなかった。テレビの前にみんな立っていた。
前半を終わって0‐0.あっという間に終わる.ハーフタイムには我々も給水をした。台所でお茶をいれ、束の間の休息を取る。僕らも戦っているのだ。
後半が始まって12分。息詰まった試合は動き出す.ベルギー主将ヴィルモッツが先制弾を日本ゴールに叩き込む。静まり返る。まだ時間は残っているとはいえ、嫌な予感がよぎる.しかし!!試合はこのゴールを境に一気に動き出したのだ。
中盤で小野がボールを奪う。前を向く。前線にフィード。キーパーとFW鈴木のちょうど間.どちらが早いか?鈴木が精一杯足を伸ばす。・・・届いてくれっ!!!
『ゴ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ル!!!』
深夜だというのにおかまいなし。僕らも咆えた。飛び跳ねた。自然に肩を組んで喜びを爆発させた。日本列島が興奮に包まれている時、僕らもここニカラグアで戦っていた.熱狂の渦の中に僕らも確かにいた。
その後日本はグループリーグを2勝1分けという理想的な成績で1位突破することになる。