寒い熱狂 | 行く河の流れ

行く河の流れ

行く川のながれは絶えずして、しかも本の水にあらず。よどみに浮ぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとゞまることなし。

 サッカーワールドカップ開幕まで後、2週間を切った。テレビのスポーツコーナーはボンで最終調整に入った日本代表の様子を追っている。
 僕は最近、戦時中のマスコミもこんな風だったんだろうなと思いながらスポーツコーナーを見ている。妙なテンションで「日本勝利」を連呼するアナウンサーにサッカー解説者。きっと戦争の開戦当初もこんな放送を繰り返し、国民を半狂乱の世論へと誘導していったのだろうね。
 サッカー日本代表の23名が発表され、彼らが日の丸を背負ってチャーター機でドイツ入りする姿を、赤紙が来て機関車に乗り故郷を離れていく青年に重ね合わせてしまう。
 それはさておき、戦争では人が死ぬ。スポーツの中ではいくらでも戦術を練り、国と国が威信をかけてぶつかりあうことは最高級のエンターテイメントだ。いくらでもやっていい。むしろ国際紛争の解決をサッカーで決着つければいいのに(笑)

「国家間の紛争は国連主導の元、サッカーでこれを解決する。尚、複数国家がその当事国に当たる場合は国連は速やかにサッカー大会準備委員会を設置し、大会を運営すること。複数当事国はその大会の成績によりこれを解決する」

 ハイハイ、戯れ言です

 ともかく、最近のワールドカップ報道を見ていると、薄ら寒い空気を感じる。でもサッカーは好きなので観戦したいし、日本代表をもちろん応援したい。わがままでしょうか?