サッカー日本代表のドイツワールドカップが終わった。ブラジルに4-1の惨敗。試合を見ていてチーム力の差、個人能力の差が歴然とした試合だった。
日本人として日本を代表して闘うチームを応援するのは当然の事としても、トップレベルのチーム、たとえばブラジル・アルゼンチン・イングランド・オランダ等の試合と比べて日本の試合は面白くなかった。韓国やメキシコのように無尽蔵のスタミナで試合終盤になってもあそこまで走ることができれば、まだ希望を託せたが、日本にはそれを期待できなかった。ゲーム終盤にはチームとしてバテてしまい全く機能しなくなっていた。
その中にあって、フィールドプレーヤーで唯一、魂を感じることができた選手は中田英寿だけであった。試合後、ピッチに横たわりタオルで顔を覆った彼はなかなか立ち上がることができず、しばらく唇をかみしめていた。タオルの下の目は赤く腫れあがっていた。闘った者にしか分からない悔しさがあったのだろう。そして闘ったからこそ得たモノがあるのだろう。
他の選手も悔しさをコメントしていて、落ち込んでもいるだろうが、悔しさから学ぶことができるのは闘った者のみであろう。僕には中田、川口はこのワールドカップを通じて何かを得て、先へ進んでいく気がするのだが、他の選手は悔しさを消化するのに精一杯に感じてならないのだ。まだまだ日本がワールドカップで優勝するのは先のことだろう。歴史が必要である。
日本代表のワールドカップは終わってしまったが、いよいよ大会は決勝トーナメントに入る。今回の大会は番狂わせがほとんどない。順当に大国が勝ち進んでいる。トーナメントになればそのような大国同士の真剣勝負がはじまる。
ワールドカップは終わったのではない。今からが本番なのだ。