尾道へ電車で旅行をしてきた。いつも通り朝早く家を出る予定が、出発はお昼前。相変わらず朝は苦手だ。
尾道の駅へ着くと少し雲がかかってきており、気温もなかなか寒かった。尾道へ来るのは初めてなのだがこの街にはなぜか良い印象を持っている。倉敷同様に良い町という印象はなかなか得ることができない財産である。
駅を出てもガイドブックなど持ってこなかったのでどこへ向かって歩けばよいのかわからなかったが、駅の裏山に向かって踏切を渡ると案内があった。
道はとても細く原付が一台通れるくらいで、山の上へと向かって続いている。お寺などの標識は出ているのだがそれ以外にも道はいろいろなところにのびている。僕らはあっちこっち寄り道をしながらその道を歩いていった。
山の急斜面に古い家がびっしりと建っている。もう住んでおらずボロボロになった廃屋もあった。どの道を歩いても飽きることなく異空間へ来たようであった。どの道であっても物語がひっそりと進行していっているような素敵な空間であった。