元祖大東そば うぃまーやーさんに訪問しました。大阪市東淀川区にあり、JR淡路駅が最寄になります。10/17(月)のお昼に訪問。こちらは普段日・月曜日は定休日ですが、10/17が「沖縄そばの日」なので、前日の10/16(日)と17(月)に特別営業され、2日目のお昼に訪問しました。
沖縄そばの日とは、沖縄が日本に復帰した後そば粉を3割以上使用していないと「そば」と呼んではダメで、小麦粉を主な原料としている『沖縄そば』は『そば』と認められなかったのですが、沖縄では古くから『沖縄そば』を親しんできた歴史がある事から今さら呼び名を変える訳にはいかず。この名称を存続させようとの活動の末1978年10月17日公正取引委員会により『沖縄そば』と呼ぶ事を認められた日になります。
沖縄そばの日特別営業 ソーキそば+大+鰆の大東寿司+ちんすこう(沖縄そばの日限定サービス品)をオーダー。鰆の大東寿司は沖縄そばの日限定でサービスして貰いました。
スープは豚骨+鶏ガラ+魚介×醤油ダレ。鶏豚骨の動物系のコクと旨味に、鰹出汁の出汁感が合わされたスープは、鰹の香りがふわっと香り、コクと旨味がしっかりあるも、サラサラ食感であっさりすっきりした飲み口の優しい味わい。沖縄本島の沖縄そばに比べ白濁したスープは、清湯ながら白湯に近いビジュアルでコクがあり、絶妙のこってりあっさり加減を出されています。醤油ダレはやや甘味と酸味がありまろやか。
麺は自家製極太縮れ麺。沖縄から取り寄せた自家製麺使用。断面四角の極太麺は、艶がありウェーブが掛かった独特の麺で、強靭なコシ弾力のモチモチ食感。見た目も食感もうどんに近く噛み応えがあり、従来の沖縄そばとは使用する小麦粉を変え、更に麺熟成の工程を追加しモチモチの食感を出されています。
具材はソーキ(豚の骨付きあばら肉・スペアリブ)、蒲鉾、青葱、別皿で紅生姜。ソーキ(豚の骨付きあばら肉・スペアリブ)はやや甘目の味付けで柔らかく、骨の周りの肉と軟骨がほろほろと解れ、脂も適度にあり味が濃く美味しい。蒲鉾は赤と黒の2色でシーサーの形をして可愛く、味も去る事ながら見た目も楽しい。紅生姜は途中で入れると酸味と塩味のアクセントに。
卓上には粗挽き島唐辛子、コーレーグース(激辛)が置かれ、途中でどちらもたっぷり投入すると、どちらも辛味が増して味が締まり、コーレーグースは泡盛の香りが立ち、泡盛に浸かった唐辛子の辛味が何とも心地よく合っています。初めての方は香りと辛味が強く好みが別れそうなので、先ずは少しだけ入れて味見された方が良いかも?
鰆の大東寿司は大東島の郷土料理で、醤油やみりんなどをブレンドした特製のタレに サワラやマグロを漬け込んだ握り寿司で、事前に南大東島で大きなサワラが釣れたと連絡があり直送して貰い、10/16(日)・17(月)に特沖縄そばの日限定サービス品として提供されました。こちらは淡白かつ上品な味わいの白身魚でねっとり食感。やや甘味のある漬けダレが染みた味は絶品で、酢飯との相性抜群。浅すぎず漬かり過ぎず絶妙の漬け加減で沖縄そばにも合い、いくらでも食べてしまえる一品で、ちんすこう(琉球王朝時代の数百年前から沖縄で作られている伝統的な菓子の一つ)もサービスして貰い、沖縄そばの日特別営業のこの日も最後まで美味しく完食しました。