麺匠 寿限無さんに訪問しました。大阪府豊中市にあり、阪急服部天神駅が最寄になります。こちらは8/26(金)にオープン予定されたいた新店ですが現在諸事情でオープン延期され、「らーめんstyle JUNK STORY」の新ブランドの系列店にあたり、「麺匠 一号艇 服部天神駅前店」跡地にあります。
グランドオープンに先立ち、8/22(月)、23(火)の2日間はレセプションが行われ、2日共参加させて戴きました。先ずは初日のレポートです。
寿限無流つけ麺(アサリ浸し出汁・生卵・醤油付き)+スープ割り+ご飯割り、唐揚げをオーダー。
つけ汁(スープ)は豚骨+魚介×醤油ダレ。豚骨のコクを旨味に魚介出汁の香りと出汁感が合わさり、濃厚ながらくどさがなくあっさりすっきりした味わい。醤油ダレはキレと旨味とやや甘味があります。
麺は中太平打ちストレート麺。全粒粉入り。軽くウェーブが掛かっています。アサリ出汁に浸され、麺に上に生卵が載せられて提供されます。固めに茹でられた多加水気味の麺は、コシ弾力強めのツルモチ食感。喉越し良く噛み応えがあり、小麦の風味と甘味もしっかり味わえます。
具材はつけ汁に背脂、なると、青葱、海苔。
先ずは生卵の上に醤油(天然醸造 菊醤)を掛け、アサリ出汁に浸された麺を釜玉風にして戴きます。最初に麺のみを食べるとアサリ出汁の風味とやや濃い目の塩味を纏った麺に醤油の旨味がダイレクトに味わえ、生卵を潰して混ぜると黄身の濃厚まろやかな味が麺に纏われた味がシンプルながらこれだけで食べ切りたくなる程美味しい。
次に麺をつけ汁に浸けると、スープの濃厚な旨味を纏った麺が合わさり、更に複雑な旨味かつ塩味が纏われ極上の味わいに。
麺を食べ終えると残ったスープに先ずアサリ浸し出汁を投入しスープ割りに。この時点では自分にはやや塩味が濃いので別に魚介清湯の割スープを出して貰い、これで割ると更に複雑な味わいかつ丁度いい塩梅の塩味でほっこりする味わいのスープ割りに変化します。
更に追い飯サイズの一口ご飯を出して貰い、残ったスープ割りにご飯を入れてご飯割りにし完食。量的にはスープ割りで十分なのですが、ご飯との相性も抜群なので一口サイズのご飯を入れるとまた違った味わいで合っていて美味しい。(小ライスより少ない割り飯・追い飯・一口ご飯等の名前で50円くらいで出して貰いたいと提案しました。)
唐揚げは揚げたてで衣サクサク、鶏もも肉はジューシーで、衣の味にも拘った一品で美味。この唐揚げはビールに合いますが、バイクで訪問した為ビールは持ち帰り用としてプレゼントして貰えました。
寿限無流つけ麺(アサリ浸し出汁・生卵・醤油付き)+スープ割り+ご飯割り、唐揚げは、スープの味も去る事ながら麺自体の味わいも絶品で、アサリ浸し出汁に浸かった麺に生卵と醤油の釜玉風が衝撃的な美味しさで、つけ麺も絶品、つけ麺を食べ終えた後のスープ割りも2度割ると言う斬新な食べ方かつ複雑な味を楽しめ、最後のご飯割りまで何度も味変しながら美味しく完食しました。

PS.この日は11時に訪問し、吉本さんと井川社長がおられ、常連のOさんや途中で青二犀の店主と社長が来られ、2時間くらい味の感想や他店のラーメンの話等色んな話をして楽しい一時を過ごせました。で、このメニューは何度も味変しながら楽しめる衝撃的なメニューでしたが、井川社長曰く「毎回この形で提供していたら梅田とか混雑する場所ならオペレーションが追い付かず合わないかも?服部駅(近く)ならギリやれるかな~?」とかなり考えながらの提供でしたが、私は「先ずは軌道に乗るまではこの形で提供すれば、他所にないものなので起爆剤になるのでは?で、忙しくなったらその時に廃止で良いのでは?」と意見したり、そう言う話ができたのも楽しかったです。
ちなみにこちらの店舗は「麺匠 一号艇」さん跡地で、その前が不動産屋の「トータルプラン 服部店」さんで、トータルプランさんの看板は当時私がデザインから取付まで手掛けた店なので、懐かしかったです。(写真末尾に当時の写真を載せています。)