こんばんは。昨日の話になりますが、丸高中華そば 神戸二宮店に行ってきました。初訪問です。この店は和歌山ラーメンの店で、和歌山に本店がある超有名店の支店で、車庫前系の店になります。兵庫県神戸市にあります。最寄駅は各線三宮駅。
私は和歌山には2度食べ歩きの旅行に行ってまして、一回の旅行で4、5日滞在し、1日3軒程回ってきたので、目ぼしい店はある程度行っていますが、ここは超有名店にも関わらず行ってません。その時の情報ソースにたまたま名前が出ていなかったのです。
しかし、神戸でこのラーメンが食べれるとあらば、行かなければならない店です。この店は結構前にテレビで知ったのがきっかけで、ネットで調べると有名店だとわかりましたが、なかなか神戸方面に行く機会がなかったので、この日は神戸に用事があり、今頃になってようやく訪問できました。
ネットで写真を見ると美味しそうなビジュアルなので、美味しい店であろうことは予想でき、だいたいその予想は当たります。まぁ、若干の濃い薄い程度のブレはあるでしょうが、これは私の好きそうなラーメンです。期待して行きました。
土曜の午後3時前に到着しましたが、先客はゼロです。昼の11時から3時まではお得なサービスメニューがあり、これにぎりぎり間に合いました。ついてます。
店内はこじんまりとしていて、大き目のカウンターとテーブル席が少し。年季の入った食堂のような雰囲気です。
ラーメンは中華そば、特そば(チャーシュー多め)、チャーシューメン(チャーシューたっぷり)、キムチラーメンとシンプル。あとは焼豚あて(大小)、丸高特製焼豚、餃子、焼き飯、半ちゃん(半焼き飯)、ライス、ゆで玉子、キムチ、関東煮、飲み物各種。
特そば+焼き飯セットを注文。先客がいなかった割に時間をかけて調理されていました。
スープは茶色く濁った醤油豚骨スープ。深いコクがありますが、見た目の割りに、濃さもくどさも全く感じない、すーっと飲めてしまうスープ。少しとろみがあります。この絶妙のこってり加減がたまりません。私が一番好きな濃すぎないこってりあっさりスープです。後味すっきりで、塩分は強すぎず丁度よく、軽く完飲できてしまいます。
車庫前系とのことですが、私が和歌山で食べ歩いた車庫前系に比べれば、これは井出系に近い中間的なスープ。豚骨弱めで醤油が前に出ていると言えますが、食べた車庫前系の中ではこれでも豚骨が前に出ている方です。基本井出系が好きなので、むしろこのくらいの味の方が好きです。
和歌山で食べたラーメンでは中華そば専門店 正善(まさよし)に似た味で、こちらは井出系になるのですが、やはり井出系の中では豚骨臭の少ないマイルド系のため、中間寄りのラーメンということで共通しています。
麺は中太ストレート麺。少し縮れています。コシと弾力はさほど強くはないですが、食べやすい麺で、スープとの絡みもよし。麺単体なら特筆するものはないですが、この麺はこのスープに合っています。ご飯が合うラーメンなので麺の量が多すぎないのもいいです。
具剤はチャーシュー、葱、めんま、なると。このチャーシューは旨すぎました。薄切りなので食べやすく、いくらでも食べれてしまう感じです。赤身と脂身は半々くらい。赤身はあっさりしてますが肉の旨みが濃く、脂身は甘みがあります。口に入れた時の食感とこのバランスがたまらない感じです。
これならせっかくここに来たなら、+100円でチャーシュー多めの特そばがお得でしょうし、チャーシューが好きな方ならチャーシューメンでもいいと思います。葱、めんま、なるとはもうこれ以外の組み合わせはないという感じで合っていて、しかも美味しいです。
セットの半焼き飯ですが、見た目は濃いものの、食べてみると意外にあっさりしていて食べやすく、味は濃すぎないので、これならこのラーメンに合います。白ご飯でも合うと思いますが、ここは微妙で、もう少しスープが濃いか塩分強めなら白ご飯の一拓ですが、割とあっさり目のこのスープなら焼き飯とも合ってました。
これで850円は安すぎると思いました。ここは再訪決定です。次回はチャーシューメンを食べてみたいです。卓上のゆで玉子を合わせてもいいかもです。
久々に好みの豚骨ラーメンに出会えました。これはもし和歌山で食べていたら、わざわざ再訪したいレベルで、今まで食べた豚骨ラーメンの中でもずば抜けています。京都のラーメン銀閣を食べて以来の感動でした。銀閣のスープに酸味がなければ銀閣に軍配か、現状ならここが一番美味しい豚骨ラーメンと言っていいかもです。