今日も研修講師日記です。
■完全オーダーメイドのスキルアップ研修
今回はQMS内部監査員のスキルアップ研修。
それも、コンサルティングのお手伝いもしている特定企業の内部監査員の方々を対象とした、完全オーダーメイドコース の講師対応でした。
■自信満々で臨んだはずが…
テーマ設定、カリキュラム構成、教材作成まで、すべて自分で手掛けた研修。
ある意味、自信満々で臨める内容でした。
とはいえ、実際には「自信満々」とはいかないのが初物研修の宿命です。
本当にうまくいくかどうかは、受講者の評価次第。
料理人が「絶対おいしい」と思っても、食べる人がどう感じるかは別──
まさにその状況です。
そして今回も、自分への過信 が顔を出しました。
「この内容なら通じるはず」「高評価につながるはず」という思い込みです。
■脇の甘さが露呈した時間管理
今回痛感したのは、事前想定の甘さ。
簡単に言えば、時間配分が足りず、予定時間で終わらなかったということです。
5分なら許容範囲ですが、今回は 15分のずれ。
これは事前シミュレーション不足と言われても仕方ありません。
幸い、他の部分を圧縮してリカバリーできたため、事務局からの厳しい指摘はありませんでした。
しかし別の箇所では、4分の遅れ に対して「話が高じて遅れましたよね」と指摘されました。
たった4分でも、それがお客様の評価。
プロとして甘んじて受け入れなければなりません。
■視野狭窄と“説明したくなる病”
講義部分なら調整できますが、演習はそうはいきません。
資料配付、説明、実施、フィードバック──講師の役割は多岐にわたります。
さらに、受講者の理解度を見ていると、
「もう少し伝えたい」「理解度を上げたい」
という思いが湧き、ついプラスαの説明を入れてしまう。
これが時間を狂わせる最大の要因です。
本来はその時間を見越してカリキュラムに組み込むべきなのに、今回は完全に抜け落ちていました。
必要最小限の時間だけで枠組みを作ってしまったのです。
なんとも情けない話です。
とはいえ、途中で対処し、全体としては無事終了。
受講者の皆さんには価値を感じていただけたと思います。
今回は受講者が多く、2回開催。
2回目は1回目の反省を活かし、管理レベルを上げて大過なく終えることができました。
■自己流対応の限界
今回の反省点は、まさに ISO9001の設計・開発プロセス に関わるものです。
規格では、
- レビュー
- 検証
- 妥当性確認
を求めています。
似た言葉ですが、意味も関わる人も異なります。
しかし一人で動くと、どうしても 他者視点の欠如 が起きます。
自分の頭の中で「レビューしたつもり」になってしまう。
結果として、レビューすら不十分だった──
これが今回の実例です。
さらに、教材作成から実施日まで時間が空くことで、当初の進行イメージが薄れ、当日うまく運べないリスクもあります。
以前にも似たことを書きましたが、またやらかしてしまいました。
個人プレーの弱さが露呈した形です。
組織であれば標準化によって質の低下を防げます。
まさにマネジメントシステムの意図そのものです。
どうぞ反面教師として活用いただければ幸いです。
■本日のひとこと
🎯新規の開発案件は、独りよがりにならないよう仕組みで品質レベルをしっかり確保しよう!
