今回もISO研修講師日記です。

 

 

■今年も“鬼門”の研修シーズンが到来

 

以前、鬼門ともいえる研修があることをお伝えしました。
研修講師日記Vol.●●で触れたものですが、今年もまたその研修実施の季節が巡ってきました。

 

こう書くと微妙な印象を与えてしまうかもしれませんが、やはり今期もっとも緊張を強いられるコースであり、事前に「うまくいくだろう」という確信が持てていない唯一の研修でもあります。

 

とはいえ、お客様としては年間教育プランの中で外すことができない研修。
今期も継続発注をいただいている以上、こちらとしても目を背けるわけにはいきません。


何とかより良いものに変えていきたいと、何か月も前から考え続けてきました。

 

 


■今年は2つの施策を準備

昨年度の反省を踏まえ、今年は2つのことを考えました。

 

●1つ目:場合によっては“過激”な施策

これは場合によっては少し過激な手法にもなりかねないため、事前に先方と打ち合わせを実施。
意図と方法を説明し、了承を得たうえで、当日の状況次第で導入するかどうかは講師の裁量に任せてもらうことになりました。

●2つ目:演習の一新

昨年度も改善を試みましたが、結果として十分な成果につながらず、コース全体評価を押し上げることはできませんでした。
そこで今年は「改善」ではなく「一新」が必要と判断。

 

こねくり回した教材ではなく、初心に返ってシンプルな演習へと方針転換。
直前対応にはなりましたが、自分の中で役立ちそうなイメージを作り上げることができました。

 

 


■いよいよ本番当日

この研修は抽象的概念を扱うため、ISOを学ぶための研修とは雰囲気が異なります。
さらに受講者は、自発的に参加した方と、指示により強制的に受講している方が半々という状況。

 

講師にとってはハードルが高い場面ですが、ここはもう度胸で押し切るしかありません。
早い段階でワークを入れているので、まずはそこで場が温まることを期待しつつ進めていきます。

 

 


■1つ目の施策を導入する判断へ

そしてやはり、1つ目の追加施策を導入すべきだと判断する状況に至りました。
順調であれば不要な施策であり、できれば使わずに済ませたかったのですが、そうもいきませんでした。

結果はどうだったのか。
 

〇×で判断できるものではないため、効果のほどは正直わかりません。

しかし終了後の講師としての感覚は、
 

「チャレンジしてよかった」
 

というものでした。

 

 


■午後から場の空気が一変

その施策の効果なのか、演習が受講者の何かに触れたのかは不明ですが、午後の段階で場の雰囲気が変わりました。
「あれっ」と思うほど。

 

昨年にはまったくなかった空気感。
この雰囲気が形成されれば、研修の大失敗はもうない、という感触を得るところまで到達しました。

 

 


■2つ目の施策:演習教材の一新も成功

2つ目の施策である演習教材の一新は、2日目午後に実施。
こちらもほぼ想定通りの進行となり、受講者の表情も自然体へと変わっていきました。

 

ここまでくればもう大丈夫、という状況です。

アンケートの結果も・・・・・・・・・・・・・・・・・

鬼門だった研修が、ようやく自信をもって提供できるレベルに到達した瞬間でした。

 

 


■まだ安心はできないが、道筋は見えた

今年度、同じ内容の研修がもう1回計画されています。
まだ2回目が終わったわけではないので油断は禁物ですが、これまで見えていなかった「成功への道筋」がようやく見えました。

 

お客様の前に立つうえでの不安や緊張から、ようやく解放されることになりそうです。

 

 


■本日のひとこと

納得いくまで教材には手を加えよう!そしてためらわずにそれまでの教材を捨てるべき時は捨てよう!

 

 

 

 

 

 

 

 

今回の記事の原文はこちらからどうぞ。