今回もISO研修講師日記です。

 

 

今回はISO研修の講師ではありませんでしたが、審査員の卵の方々の教育という意味では、同じジャンルの仕事でした。

半日の担当でしたので、受講者の皆さんの何から何までを把握するところまではいきませんでしたが、それでも担当した部分から感じることはやはりあるものです。
 
 

■メインはロールプレイ形式の演習

今回の担当は講義もありましたが、メインは演習。


ケーススタディというより、ロールプレイ(役割演技)を通して、審査現場で行うべきことを体得してもらう内容でした。

受講者の多くはベテラン社会人。


短い準備時間にもかかわらず、ロールプレイをしっかりこなしてくださり、さすがだと感じました。

 

 


■どうしてもコメントせざるを得なかった点

一方で、やはりコメントせざるを得なかった部分があります。
 

審査員養成研修といえど、ロールプレイの対象は「審査の場面」だけではありません。

今回マスターしていただきたかったのは、会議の運営 です。

 

審査の場で行われる会議は、社内会議とは少し趣が違います。
特に審査開始時は、伝えるべき項目が細かく規定されているため、どうしても儀礼的な会議になりがちです。

その中で、何を感じ、何を学ぶべきなのか。
 

決められた事項を読み上げるだけでは見えてこないポイントがあります。

 

 


■民間の審査業務でこそ重要になる「挨拶」

今回特にお伝えしたかったのは、挨拶 の重要性です。

 

「おはようございます」という時候の挨拶ではありません。
商取引に基づく会議の冒頭で行う、あの挨拶です。

 

契約が成立し、双方が初めて顔を合わせる場面を想像してみてください。
多くの場合、受注側が口火を切り、契約の御礼から会議が始まります。

 

ところが審査の場になると、この商取引の基本がどこかへ行ってしまうことがあります。

 

ISOをはじめとした審査もれっきとした商取引。
審査を行う側は受注者です。
 

その意識があれば、会議の始め方は自然と決まってきます。

もちろん、挨拶をしたからといって審査で手心を加えるわけではありません。
そこは誤解のないように申し添えておきます。

 

 


■会議冒頭をしっかり「グリップ」する

最初の挨拶の場をしっかりコントロールするためにも、
単なる時候の挨拶ではなく、商取引としての基本を押さえたコミュニケーションが必要です。

 

審査員は受注者であり、サービス業であるという意識を持つことで、
会議の運営はより適切なものになります。

 

 


🌱本日のひとこと

■審査員は受注者。サービス業であることをしっかり頭において会議を取り仕切ろう!

 

 

 

 

 

 

今回の記事の原文はこちらからどうぞ。