こんにちは、ISO研修講師日記です。
今回は、いつものISO9001内部監査員養成研修の中でも、ちょっと違った体験をした回について書いてみます。
受講者が多いと、嬉しいけど…
毎年リピートしてくださる某大企業さん。
今回もありがたいことに、たくさんの方が参加してくださいました。
会社として内部監査員の養成に力を入れている証でもあり、講師としても嬉しい限りです。
でも、人数が多いと講師側にはちょっとした苦労もあります。
講義は問題なし。でも演習は…
今回の研修はオンライン形式。講義部分は人数が多少多くても問題ありません。
4〜5人増えるくらいなら、講師としても十分対応できます。
ただし、演習になると話は別です。
内部監査技法を身につけるには、受講者一人ひとりが実体験を積むことが大切。
「見ているだけ」「聞いているだけ」では、どうしても不十分になってしまいます。
一人ひとりに寄り添いたいという思い
私は演習時、できるだけ全員に発言してもらうようにしています。
誰もが何かしらのアウトプットをすることで、学びが深まると考えているからです。
でも、人数が多いと時間がどんどん足りなくなってしまう。
今回も、模擬監査の演習で時間切れになってしまいました。
油断と反省と、サービス業の難しさ
受講者のレベルが高く、センスのある方が多かったことで油断しました。
ついつい話したくなる、伝えたくなることが増えてしまい、時間が過ぎていきます。
特に最初のグループが順調だったため、丁寧に対応しすぎてしまいました。
結果として後半のグループで行き詰まりが出た際、対応の余裕がなくなってしまいました。
良かれと思ってやったことが、結果的に他の方の満足度を下げてしまったかもしれない。
何度も似たような失敗を繰り返している気がします。
でも、それが本当に「失敗」だったのかは誰にも分からない。
サービス業って、そういうところが難しいですよね。
発注者の声が、講師の力になる
アンケートではなかなか見えない部分もあります。
だからこそ、発注者の方からの率直なコメントや要求がとても大事なんです。
「ここまでは無理かな…」と思うことでも、どんどん投げかけていただきたい。
すぐにはできなくても、いつか解決策が見つかるかもしれません。
🌱本日のひとこと
無理と思える要求でも、質を高めるためには
セミナー会社&講師に投げかけよう!
読んでくださってありがとうございました。
なお、原文はホームページに掲載しております。
