こんにちは。

ISO研修講師日記です。

 

 

 

本文全体はホームページの方に掲載しますので、ここには要約版を載せています。

 

内容をお読みいただき、もう少し詳細知りたい、と思ってくださったらサイトのリンクを張っておきますので、のぞきに来てください。

 

 

 

 

 

 

今日の記事は、

 

  • 理想の研修とは

  • 理想の研修実現を目指すために誰がどのような努力をすると良いのか

 

ということを考えるきっかけになれば、と思いアップします。

それでは本文をどうぞ。

 

 

 

 

新年度のISO研修がスタート

 

4月、新年度となり、今期のISO研修講師も始まりました。

 

4月は皆様新入社員研修等で忙しいこともあり、ISO研修の始動は少々遅めになるのが通例。とはいえ、今回はそれなりの人数のお客様が集まった状態での登壇でした。

実は今回のコースは2ヶ月くらい間隔が空いてしまっていたコースで、今までのように進められるかな、という不安がないわけではありませんでしたが、まあ問題なく終えたかな、というところです。

 

 

 

研修講師としての課題—力量強化の必要性

 

とはいえ、やはり感じる課題は、力量強化の手法は常に考え、改善を加えていかなければならない、ということ。

たまたまニュースで見たある事業会社と研修会社のタイアップ企画では、両者の努力で常に研修内容を改善していき、今では本当に素晴らしい研修が行われるようになり、成果が上がっているという記事。

研修会社も努力するわけですが、発注者側の企業も自社の社員の力量強化のために努力していることがよく分かる記事にインパクトを受けたあとだったため、余計に、自分が講師を務めている講座の改善をどうするか、というところに問題意識が行きました。

 

 

 

ロールプレイ演習の難しさと講師の悩み

 

実は、今回はいつも以上に進行で苦戦しました。特にコースのメインイベントと位置づけているロールプレイ(役割演技)のところがうまくいきませんでした。

ISOの研修でロールプレイ、というと、お察しいただけるかと思うのですが、監査模擬実習です。


そして監査をどのようにしていくかをマスターしていく過程で、不適合指摘をしていただくために設けているロールプレイ演習になるのですが、残念ながら、その不適合指摘をしていただくのに、何人もの方が苦戦してしまいました。

毎回、苦戦する方が若干は出る難易度設定の教材なので、今回も当然苦戦者が出ることは想定内。しかしその割合が想定以上に高く、弱ったな、ということに。

教材レベルを下げれば簡単にできるが、実践では歯が立たなくなる可能性もある。この兼ね合いが悩みどころです。さらに、私だけが講師を務めているわけではなく、他の講師との兼ね合いもあるため、勝手な教材変更ができないのも現実です。

 

 

 

企業側に知っていただきたい研修の限界とオーダーメイドの重要性

 

さあ、ここから感じていただきたいことは何か。

もしあなたが、企業に所属され、研修を発注される側の方であれば、今日の内容は、研修会社の内情にもなります。そしてそこから感じ取っていただきたいことは、オープン参加の一般型研修は、実は狙う成果に限界がある可能性が高い、ということです。

あちら立てればこちら立たず、ということがありうる中で、どうしても最大公約数的な研修になるリスクが排除できないわけです。

時間とお金が許す状況にあれば、自社の状況に合わせたオーダーメイド型の研修コースを研修会社とともに作り上げ、そして実施する。その意識を持っておいていただきたいわけです。

 

 

 

講師としてのバランス感覚—完璧主義 vs. 現場対応

 

一方で、あなたが講師の側の方であれば、そして講師を目指す方であれば、完璧を目指すという思いは常に必要であっても、現実問題は、そうも言っていられないケースが多いわけで、その際はどこでバランスさせるか、ということに常に気を配る、ということを理解しておくことが大事、ということをお伝えしたいのです。

受講される方のバックグラウンド、経験値もそれなりの受講者数になるとどうしてもバラツキは出ます。初心者向けコースの場合は、その入口のレベルはある程度までしかコントロールできません。

その際に、どのように対処していくか。そして対処しきれない部分はどうしても出ますから、その取り扱いをどうするか、ということにノーアイデアではさすがに講師は務まりません。

そこに向き合うきっかけになってくれれば、という思いで本日の内容を記しました。

 

 

 

本日のひとこと

 

■ 理想の研修とは何か?常に模索し改善の糸口を探そう!

 

 

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