ストアカで講座を始めてから、何人もの方に受講いただいております。
ありがとうございます。
その中で、少々課題かな、あるいはもっとお伝えしたほうがよいなと思える部分が見えてきましたので、こちらで改めてシェアしたいと思います。
審査員としての活躍を夢見る方であれば、まず基本部分としてご認識を深めておいていただきたい3つの点です。
さて、その3つが何かと言えば、
1.準備期間は想像以上に時間が必要
2.認定と認証の違いはしっかり理解しよう
3.審査業界の現状を冷静に見つめよう
という3点です。
今回はまず初めの、
「準備期間は想像以上に時間が必要」
について改めてご説明します。
以前より、ISO審査員になるための準備期間として3年間を考えましょう。
理想のスタート時期として57歳を意識してください、とお伝えしてきました。
改めて、なぜ57歳なのか。
3年間も必要なのか。
という点についてご説明しましょう。
まず、資格として57歳ではないとNGというようなことは一切ない点から再確認です。
あくまで考えるうえでの一つの起点としての例示ですので、その点は誤解なきようにお願いします。
3年間の準備期間もおそらく当てはまらない人のほうが多いかもしれませんが、私自身のケースでお伝えするとやはり3年は間違っていない、という状況です。
ただしこの期間をお伝えするベースとなる考えは、
60歳でプロ審査員として活動できる準備が終わっている。
活動する審査機関(認証機関)は審査員教育をしっかり行う機関で経験を積んでいく、
ということを前提としています。
60歳以降も今お勤めの会社で仕事を続け、65歳からISO審査員としての活動を行いたい、という方にとっては62歳からスタートをすればよいです、ということに変わります。
とはいえ、現時点での状況とすれば、審査機関(認証機関)として65歳になるともう受け入れの窓口を閉ざしている、というところもあります。
この先さらに少子高齢化が進んでいく過程で、その状況が変わるかもしれませんが、とは言え、60歳よりも65歳のほうが狭き門になることだけは意識しておいてください。
さて、では3年間の内訳をお伝えしましょう。
ISO審査員として活躍していくために必要なステップは下記のようになります。
a. 審査機関調査
b. 応募
c. 面接
d. 初期研修
e. 審査員補としての活動(OJT)
f. 昇格手続き
g. 審査員としての活動(お手当あり)
h. 昇格手続き
i. 主任審査員としての活動(プロ審査員)
まず、このステップへの理解を深めてください。
この先は、かなりの分量になりますので、明日に続けます。