こんにちは。

今日は少々困った事態に直面しているお話をしたいと思います。

 

審査現場に出てみると、教育現場では思ってもいなかったことにまま出くわしますが、その中でも

 

えっ、本当ですか?

 

と耳を疑うような状況に遭遇しています。

それも自分だけなのか、と思ったら違うではありませんか。

 

認証を受けられている組織の方々にも正直問題はありますが、審査をする側もやはりそこには大きな課題に直面している、と言わざるを得ません。

 

 

 

ながらくISO教育の現場にいながらこれは正直、衝撃的と言ってもよい事態。

 

 

 

 

何かといえば、審査を進めていく段階で、内部監査を実施していません、という組織に遭遇してしまうことです。

 

 

 

 

ISOの審査では、要求事項への適合確認が基本活動です。

 

様々な要求事項がありますが、一つでも実施されていなければ不適合指摘、という誰もが嫌がることにつながってしまうのですが、要求事項の中でもやはり重要なもの、些細なもの、と言えてしまうような濃淡は付けられます。

 

 

内部監査に関してであれば、そのやり方、管理の仕方に不備があり、めったにないはずですが、不適合指摘をせざるを得ない、という可能性はあります。

 

ながらく内部監査員教育の最前線にいた身として、そして講師として年に数百人の方々に教えてきた身として、認証を長らく継続している企業なのに、内部監査を実施していない、ということが審査の場で露呈する、とは思ってもいませんでした。

 

 

本当にたまたまであって欲しい、と初めてその場面に遭遇した時は思いました。しかし先日、審査員仲間とやり取りしていた際に、私もその状態に出くわして、不適合指摘に至りましたよ、という話を聞いた際には本当に椅子から転げ落ちる状況となりました。

 

たかだか数か月の間に、というのが事実です。

 

 

 

何やっているのですかその組織は!

何やっているのですかその審査機関は!

 

 

 

と笑い話として流せる方。

あなたは、当たり前の普通の方です。当然のはずでなければ困るのです。

 

 

しかし・・・

 

もしこの話をお聞きいただき、ひやっとするような何かを感じた方がいらっしゃれば、どうぞ真剣に組織のISO への向き合い方を考えてください。

 

 

そして誰もひやっとする人がいないことを願って、本記事を投稿いたします。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

(了)