こんにちは。
大変久々の投稿になってしまいました。
先月はISO9001関連のお仕事、研修講師だけでなく、審査のお仕事とコンサルティングのお仕事が見事に重なる状況で実は大忙しでした。
審査も今年ようやく再開したわけですが、大昔の審査経験は資格格上げ上は全く役に立ちませんので、ゼロリセットで始めたため、まずは見習いの状態からの再スタート。
ようやく今月初めの段階で、見習い状態が終了できるだけの回数をこなしたため、審査員補の資格から審査員資格への格上げ申請を行うに至りました。
これで昇格対応が終われば、ようやく審査員としての活動もお手当をいただけるレベルに入ることが出来ます。
とは言え、まだまだ主任審査員のレベルに到達するには月日と経験が必要です。
審査員としてしっかりと対応できるようになるには3年必要ですよ、と多少多めに安全サイドを見て言い続けてきておりますが、私の場合でここまで来るのに1年半では到達していません。
主任審査員になるまでに3年というのは本当にその通り、ということをまさに実証しているような状況です。
さて、そんな個人的なお話より、規格改訂情報をお伝えしておきましょう。
ISO9001もISO14001も2015年に改訂版が発行され、随分時間が経ちました。
両規格とも、次のタイミングでも見直ししなくてもよいのでは、という意見もあった中で、1年以上前に規格改訂を行うことが決まり、検討が進んでいます。
現状では、ISO9001は2026年秋に改訂版が発行される見込み。
また2年弱ありますので、慌てる必要は全くありませんが、規格は改訂される、ということはご承知おきいただくとよろしいでしょう。
現段階はCDという委員会原案段階。
このあとDIS(ドラフト)⇒FDIS(ファイナルドラフト)⇒IS(国際規格発行)と進んでいきます。
DISまで進むと、どの程度の改訂なのか、ということも見えてくるでしょう(今の段階ではマイナー改訂のようですが)。
そして規格改訂後は、移行期間があります。
前回は今まで違って3年(通常は2年)でしたので、慌てる必要は全くありませんでした。
今回も3年になる可能性があるようです。
そうなると、2029年までに対応すれば良い、ということになります。
業界関係者にとってはお仕事をいただくチャンスですので改訂論議は活発に行いますが、運用されている組織の方にとっては、今は全く動く必要はない、というのが私の見解です。
長い目で見て行くことをお勧めします。
それよりも、目先のマネジメントシステムの運用状況を少しでも改善することにエネルギーを使っていただきたいと思います。
(了)