こんにちは。
今日はありがたいご報告と、少々のお詫びです。
この1カ月の間に、立て続けと言ってもよいくらい、ISO審査員への転身を考えているのですが、
というキャリア相談のご連絡をいただいています。ありがとうございます。
facebook(messenger)経由でのお問い合わせです。
ISO審査員になるには、大きく分けると2つの道があります。
①ISO審査を行っている組織への転職(基本は、その組織・会社の正社員になるということ)
②その組織の外部契約審査員になる
ハードルが低いのは②の方ですが、収入面を含めた安定性では当然①に軍配があがります。
また、年齢によっても選択の優先順位は変わります。
60代以降の方であれば、②のみ
40代以下の方であれば、①が最優先。②は場合によっては検討してもよいか。
間の50代の方は、状況によりますが、どちらも選択肢に含められる可能性が大なので
お考えや経歴次第。
ということになる、と言えるでしょう。
そして、お持ちの経歴によっても当然変わってきます。
一時期は、本当に食品の審査員が業界あげて不足で、各社さん血眼になって(少々大げさですが)
探しておられました。
一方で、品質(9001)の審査員は、認証取得組織数は圧倒的に多いものの、
対応できる審査員の数も多いので、所属の企業属性によっては、その業種業界の
経験者ではね・・・
という部分もあります。
もう少し言うと、私自身もその範疇に入るのです。
どういうことかというと、私の場合、大学は理工学部を出ていますが、
卒業後からずっといままでサービス産業です。
製造業も建設業も経験ゼロです。
この場合、ある審査機関(すべてではない、という意味です)からすれば
魅力が乏しいのが実態です。
これは懇意にしている審査機関トップのある方から直接言ってもらいましたので、
まったく嘘偽りなしの話です。
業界全体として審査員は間違いなく不足しています。
ですが・・・
という部分があることはどうか気に留めておいていただきたいのです。
もちろんそうではない審査機関もありますので、私と同じようにサービス業の
経験しかない、という方でもISO審査員への道は切り開くことできますので、
その点はご心配なく。
一方で、製造業の経験がおありで、品質審査員として活躍したいという場合も
少々景色は異なります。
品質審査員の中でも最も多くの方に知られているであろうISO9001の世界と
ISO9001から派生して生まれたセクター規格の場合では、審査員の置かれた状況は
かなり異なると言っても過言ではありません。
セクター規格、
お分かりにならない方もいらっしゃるかもしれないので、少しだけ触れておくと、
ISO9001は悪くはないけれど、あのレベルでは我々の業界では水準が甘すぎて、
というスタンスで、要求事項を自分たちに合わせて強化して、それの規格を発行して
運営管理している業界がいくつもあるのです。
代表格が
自動車と航空宇宙。
自動車はISO規格ではなく、IATF16949。
航空宇宙もISO規格ではなく、AS9100。
航空宇宙の方はJIS規格になっていますので使いやすい部分もあろうと思いますが、
いずれにせよ、単純にISO9001レベルでの認証取得、ではなく、
それぞれに特化した(深掘りした)レベルで規格が制定され、審査も行われています。
取り組む方々も大変ですが、審査員になるのも狭き門です。
このように細分化していくと、審査員の不足感は様々です。
私がそれらのすべての規格、および各審査機関の状況に精通しているわけではありませんが、
転職支援会社の方では到底できないようなお話は相当深いレベルで出来るだろうとは思っています。
そんなところをお察しいただいた相談のお問い合わせをいただく機会がこのところおきています。
しかし、キャリアコンサルタントとしての資格保有者として云々・・・・
としているからいけないのでしょうね。
「有料ですよね・・・」
というご連絡もちらほらいただいておりまして。
大変お気遣いをいただき有難いことなのですが、
何から何まで無料、ということはさすがにしません。
互いのためにその方がよいと思っていますので。
ですが、いきなり初めから有料です、とするつもりは全くありません。
どこまでが無料ラインか、という線引きは簡単にできるものではありませんが、
この業界の将来を考えて、入ってきてくださる方がいらっしゃるのであれば
全面的に背中を押して差し上げたい、というのが私の気持ちです。
簡単なことであれば、メールのやり取り数回でかなり解決できるのではないか
と思っておりますので、当然無料。
もう少し個別対応が必要となった場合は、Zoomでの簡単な面談、やり取りが
必要になってくるかもしれません。
互いの顔合わせも含めて、それも無料。
その先、更に個別の相談、となって初めて、有料の可能性が出てくる。
そんなイメージでとらえていただくと、もっと気軽に連絡してみようか、
となりそうでしょうか。
直接このアメブロの記事へのコメントをいただき、そのやり取り何往復分も
残っているもののあります。
こういったやり取りももしかすると他の方の参考になるかもしれないと
思っており、直接投稿してくださった方には感謝しております。
下記記事の時のことです。
ISO審査員になるということについて (その1) | 人財育成・ISO研修機関 経営者ブログ (ameblo.jp)
このブログも、不定期ですが、時々はISO関連記事をアップするように
私自身も認識を新たにしております。
ご要望があればどうぞ遠慮なくコメントいただければ幸いです。
引き続きよろしくお願いいたします。
(了)