前回、前々回とISO内部監査員の資格についてのご説明をしました。

ご理解進んだようであれば嬉しい限りです。

 

さて、内部監査員の資格についは理解できた。

ならば自社内でどのような形で内部監査員任命にまで進めていけばよいか、というのが次の疑問になろうかと思います。

 

その部分のご説明に進んで行きますね。

 

 

 

さて、いつも通り、AI先生に問いかけてみました。

 

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Q:ISOの内部監査員教育をどのように行うのがよいか教えてください。

 

A:ISOの内部監査員教育を行うためには、以下の手順に従うことが重要です。

 

1.教育プログラムの設計

 

内部監査員教育プログラムを設計するために、以下の情報を収集する必要があります。

 

ISOの要件と規格の理解に必要な知識とスキル

内部監査に必要な知識とスキル

企業の業務やプロセスの理解

監査報告書や監査証跡の作成方法

 

 

2.教育プログラムの実施

 

教育プログラムを実施するためには、以下の手順が必要です。

 

講師を選定する。講師は、ISOの要件や規格について深い理解を持ち、内部監査の経験を持つ人物を選ぶ必要があります。

受講者を選定する。内部監査員になるための資格や経験を持つ人物を選ぶ必要があります。

講義や実習を実施する。講義と実習を組み合わせて、ISOの要件や規格、内部監査の知識やスキルを受講者に伝えます。

 

 

3.評価と改善

 

教育プログラムの評価と改善を行うためには、以下の手順が必要です。

 

受講者の評価を行う。受講者の評価を収集し、プログラムの改善点を把握します。

教育プログラムの評価を行う。プログラムの目的が達成されたかどうかを評価し、改善点を把握します。

プログラムの改善を行う。評価結果を元に、プログラムを改善します。

 

ISOの内部監査員教育を行う際には、上記の手順を適切に実施することが重要です。また、受講者が内部監査員としての知識やスキルを習得するだけでなく、内部監査に必要な判断力やコミュニケーション能力を身につけることができるように、プログラムの設計や実施には十分な配慮が必要です。

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いや、これは驚きました。

いままで生成AIは作成する日本語の文章はとても立派で、よほど文章の上手い人でないと、AIの作る日本語の文章を凌駕することは難しいかもしれない、という認識すら持つようになっていますが、ISOに関する質問への回答は、残念ながら大半が落第点。

 

ネット情報をかき集めるだけでももう少しまともな内容になるのではないか、URLの引用などひどいものだ、と思って記してきているのですが、この回答は、並大抵の力量ではない、ということを感じさせます。

 

研修の現場で数年程度の経験という社員で果たしてこのレベルの回答ができるか、というくらい特にISOマネジメントシステム規格で重視しているPDCAサイクルを回していく、という観点で、3項めの評価と改善について、ここまで記した回答が返ってくるとは本当にびっくりです。

 

こうなると、あとは質問する側の問題、ということになります。

AI先生の回答は簡潔ではありますが、見方を変えればあっさりしていて、詳細部分には踏み込んでいません。それはAIの問題ではなく、質問する側の問題なのではないでしょうか。

 

その自己認識のもと、もう少し詳細に踏み込んだ質問をしてみました。

そうすると、以下のような答えが返ってきました。

 

 

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Q:わが社では、10年前にISO9001の認証を取得し、現在でも運用を継続しています。

当初育成した内部監査員が、引退する年齢に近づいてきたので、新たな内部監査員を養成していく必要性を感じています。

わたしはISO事務局のスタッフですが、まだ経験が浅く、内部監査員教育の講師を務める力量はありません。今まではベテランの事務局スタッフの方がいて、その人が講師を務めて内部監査員のブラッシュアップ教育や若干補充する新規の内部監査員養成の研修を行っていました。

この先、2年間で100名程度の内部監査員教育を検討するように、という部長からの指示が来ました。

このISOの内部監査員教育をどのように行うのがよいか教えてください。ちなみに弊社は金属部品を作っているメーカーです。

 

A:内部監査員教育は、ISOマネジメントシステムの運用を支える重要な役割を担うため、適切な教育を行うことが必要です。以下に、内部監査員教育のポイントをいくつか挙げてみます。

 

① 内部監査の基本的な考え方や手法の理解を深める

内部監査員は、ISOマネジメントシステムの運用における問題点を見つけ、改善提言を行うことが求められます。そのためには、内部監査の基本的な考え方や手法を理解し、実践的な技術を身につける必要があります。

 

② 現場の実情に即した内部監査を行えるようにする

内部監査員は、現場の実情に即した内部監査を行うことが求められます。そのためには、内部監査対象部署の業務やプロセスについての理解を深め、実践的な技術を身につける必要があります。

 

③ 内部監査員としてのスキルアップを目指す

内部監査員教育は、内部監査員としてのスキルアップを目指すことが大切です。そのためには、内部監査員としての役割や責任、内部監査プログラムの策定や実施方法などについて学ぶことが必要です。

 

④ 現場実習を重視する

内部監査員教育は、現場での実践的な実習を重視することが大切です。実際に内部監査を実施し、現場の実情に即した内部監査手法を習得することができます。

 

以上のようなポイントを踏まえた上で、内部監査員教育のプログラムを作成することをお勧めします。内部監査員の育成には時間がかかりますが、今後のマネジメントシステムの運用に不可欠な役割を担うことになりますので、しっかりと計画を立てて実施していくことが重要です。

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う~ん、残念ながら質問の意図を踏まえた回答にはなりませんね。

詳細の情報を企業情報として織り込んだのですが、残念ながらこのような固有の内容に関する質問への回答力はないのかもしれません。

 

ChatGPTでは回答の再生成、という機能がありますので、この回答は一旦忘れて新たな回答を求めていました。返ってきた答えは以下のものでした。

 

 

 

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まず、内部監査員の養成方法にはいくつかの方法がありますが、一般的には以下のような方法があります。

 

① 内部監査員研修講座の受講

内部監査員研修講座に参加して、ISOの規格や内部監査の手法について学び、内部監査員として必要なスキルや知識を身につけます。研修期間は1日から5日程度で、実習を交えた実践的な内容となっています。

 

② 内部監査員実地研修

内部監査員研修講座の後、実際に内部監査を行い、経験を積むことができます。内部監査実地研修は、内部監査の手法や技術を実践的に学び、内部監査員としてのスキルを磨くことができます。

 

③ メンター制度

経験豊富な内部監査員が、新人内部監査員を指導することで、内部監査員としてのスキルや知識を伝えます。メンター制度は、内部監査員養成の一環として、実践的な指導やアドバイスを受けることができます。

 

④ 外部講師の派遣

外部の講師を招いて内部監査員研修講座を開催することもできます。外部講師による研修は、新しい視点や知見を得ることができるため、内部監査員養成の一環として効果的です。

 

以上の方法を組み合わせて、内部監査員の養成を行うことができます。

 

金属部品メーカーということであれば、ISOの規格に関連する技術や知識を持つ外部講師を招いて、内部監査員研修講座を開催するのが良いかもしれません。また、内部監査員実地研修を行い、実際に内部監査を行いながらスキルを磨いていくことも重要です。さらに、メンター制度を導入することで、経験

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あれれっ。

実はよく私は遭遇するのですが、ChatGPTの場合、なぜかは不明ですが、上記のような形で回答の途中で動作がストップしてしまうことが頻繁に起きます。

残念なのですが、文章が完結していない、ということの認識力がまだ足りないのでしょう。

 

もう一度、再生成をしてもらいました。

 

 

 

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内部監査員の教育には、以下のような方法があります。

 

① 外部の研修機関を利用する

外部の研修機関が提供する内部監査員教育を受講することができます。ISO9001に準拠した内部監査員の養成研修を提供する研修機関は多数ありますので、各社のニーズに合った研修を選択することができます。ただし、費用がかかるため、予算に余裕がない場合は、他の方法を検討する必要があります。

 

② 内部研修を行う

内部の研修担当者が、内部監査員教育を行うこともできます。内部研修のメリットは、自社に合った教育内容を作成することができることです。ただし、教育担当者がISOの内部監査員としての経験・知識が十分にある必要があります。また、内部研修の場合、参加者は自社内部の人員に限定されるため、知見の幅が狭くなる可能性があります。

 

③ オンライン教育を利用する

オンラインで内部監査員教育が受けられるコースがいくつか存在します。オンライン教育は、場所や時間にとらわれず、自分のペースで学ぶことができるため、柔軟な学習が可能です。ただし、オンライン教育は受講者同士のコミュニケーションが取りにくく、実際の監査業務に必要なスキルや知識を得ることができるかどうかは、教育内容にもよります。

 

④ ハイブリッド型教育を実施する

上記の3つの方法を組み合わせたハイブリッド型の内部監査員教育を実施することもできます。例えば、オンライン教育で基礎知識を習得した後に、外部研修や内部研修で実践的な知識を学ぶ、というように組み合わせることができます。

 

弊社の場合、内部研修を行い、内部監査員の養成を行うことが望ましいと思わ

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うん、いい感じの情報も含まれているのですが、再び途中で回答がストップ。

再び、再生成リクエストです。

 

 

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内部監査員の養成には、ISO9001に準拠したトレーニングプログラムを作成し、内部監査員コースを受講することが一般的です。以下に、内部監査員教育を計画するためのステップをいくつか示します。

 

① 内部監査員養成プログラムの策定

内部監査員教育を行うために、まず内部監査員養成プログラムを策定する必要があります。このプログラムには、内部監査の目的、手順、方法論、結果の評価基準、報告書の作成方法などが含まれます。また、ISO9001に基づく内部監査員の役割と責任についても明示される必要があります。

 

② 内部監査員養成コースの選択

内部監査員養成コースを選択するには、まず受講者がどの程度の知識やスキルを持っているかを評価する必要があります。また、受講者が内部監査員としてどのような業務に従事するかによって、必要なトレーニングの内容やレベルが異なります。適切なコースを選択することで、内部監査員のスキルを最大限に発揮できます。

 

③ 内部監査員養成コースの開催

内部監査員養成コースは、内部監査員の養成プログラムに基づいて開催されます。コースは、内部監査の基本原則、内部監査の手順、監査報告書の作成、および評価の方法をカバーする必要があります。また、内部監査員養成コースには、実践的な演習が含まれることが一般的です。

 

④ 内部監査員の評価

内部監査員養成コースの終了後、内部監査員のスキルを評価する必要があります。評価の方法には、内部監査員が実際に監査を行い、その結果を評価する方法や、内部監査員が模擬監査を行うことでスキルを評価する方法などがあります。

 

以上

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ようやく文章は完結しました。

最後に「以上」という言葉がついたのを見たのは今回が初めてです。

 

そして回答内容もOKです。悪くありません。

ただ、もう少し痒いところに手が届かないかな、という思いを持つので、くどいようですが、再び、再生成ボタンをポチッ。

 

 

 

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まず、内部監査員教育を実施するためには、以下のような手順を踏むことが重要です。

 

① 内部監査員の要件の確認

まず、内部監査員として必要なスキルや知識、経験、能力などを確認することが重要です。ISO 9001の場合、内部監査員は品質マネジメントシステムに関する知識、内部監査の手法や技術、コミュニケーション能力などが必要とされています。この要件を確認し、内部監査員養成の方針を決めることが重要です。

 

② 講師の選定

内部監査員教育を実施するためには、講師を選定することが必要です。講師としては、内部監査経験者や品質マネジメントシステムの専門家、教育訓練を行う能力のあるスタッフなどが適任です。講師がいない場合は、外部の教育機関から講師を派遣することもできます。

 

③ 教育プログラムの作成

内部監査員教育を実施するためには、教育プログラムを作成することが必要です。プログラムには、内部監査員として必要な知識や技術、内部監査の手順や実施方法、内部監査報告書の作成方法などを含めることが重要です。また、実際に内部監査を実施するための演習や、内部監査員としての役割や責任についての説明も含めることが重要です。

 

④ 教育の実施

教育プログラムをもとに、内部監査員教育を実施します。内部監査員教育は、講義形式のみでなく、グループワークやロールプレイなどの演習を取り入れることで、より実践的な内容にすることができます。また、教育の効果を確認するための評価も必要です。

 

⑤ 継続的な教育

内部監査員教育は一度行っ

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あれっ、再びでした。

今までの中で一番良い回答だったので、この文章がどのように完結するのか楽しみにしたのですが・・・。

 

仕方ないので、催促してみました。

 

 

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上記の回答、とても良い感じなのですが、途中で止まってしまいました。

申し訳ありません。続きをお答えします。

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そして再度出てきた答えは、残念ながら先ほどの途中で止まったことのお詫びもなく、そして続きでもなく、更に深掘り視点での回答でした。

 

 

 

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次に、内部監査員の養成に関しては、ISO 19011のガイドラインに従って計画を立てることが重要です。以下に、内部監査員養成プログラムの一般的な手順を示します。

 

① 内部監査員養成プログラムの設計

内部監査員養成プログラムの設計は、組織のニーズ、監査の目的、および監査員の経験やスキルレベルに基づいて行います。プログラムの設計には、以下を考慮することが重要です。

監査の範囲と深度

監査スケジュールと計画

監査の方法と手順

監査報告書の書き方

 

② 内部監査員養成プログラムの実施

内部監査員養成プログラムの実施には、以下を含む多様な方法があります。

クラスルームトレーニング

実地トレーニング

オンラインコース

ロールプレイ

内部監査員養成プログラムは、ISO 19011に基づいて行われる内部監査のシミュレーションを含むことが望ましいです。

 

③ 内部監査員の評価

内部監査員の養成プログラムの最後には、監査員の能力を評価するための試験を実施することが重要です。試験は、内部監査員の理解度を測定するだけでなく、実際の監査実施時に必要なスキルを確認するためのものです。また、内部監査員には、定期的に継続的な教育とトレーニングが提供される必要があります。

 

以上が、内部監査員養成プログラムの一般的な手順です。ただし、組織のニーズや状況に応じて、プログラムの詳細な内容や実施方法は変更される可能性があります。

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さあ、どうでしょうか。

ここまで同じ質問に対して、何度も再生成つまり再度の回答を求めると、それなりに違う観点、視点で置き換えた回答を作ってくれました。

 

そしてどれも一読の価値がある、というのが私の受け止め方です。

 

この問題に初めて向き合う方であれば、この回答でとても勉強になるのではないかと思います。ここが、この生成AIが世の中でこれほどまでに話題になっている理由ではないでしょうか。

 

一つの回答ごとに評価コメントすることは、今回はしません。

これは大きな誤り、というものが、なんと1つもなかったからです。

 

さあ、とは言え、この回答が正しかったとしても、自社ではどうしたらいいの?

というのがおそらく、この質問をしたISO事務局の方が実在の人物であれば感じるところではないかと思います。

 

言いっぱなしで叱られてしまいますので、私が考える回答を記したいと思います。ただし、もう今日はずいぶん長くなりましたので、次回にさせていただきますね。

 

今日もありがとうございました。

 

(了)