ChatGPTを使って、ISO関連の種々の情報の取得及び整理をしてみようと思って今、取り組んでいます。まず手始めに、

 

「ISO審査員になるためには」

 

について調べてみています。今日はその2回目。

 

審査員資格を取得するためには、

 

・該当する審査員研修コースを受ける

・JRCAなどの要員認証機関に登録申請をする。

・審査員補の資格を取得する

 

というのが大きな流れです。

その上で、審査員補から審査員、そして主任審査員へのステップアップしていくためには審査機関(認証機関)と契約を交わして審査業務に取り組んでいく必要があります。

 

ここまではご理解いただけたかな、と思います。

 

ChatGPTを活用すると、十分な情報量、そして日本語レベルのものをアウトプットしてくれることが分かったのですが、英語で聞いたほうがより正確なあるいは日本国外の情報を踏まえたアウトプットをしてくれるのかな、と思って、英語で質問してみました。

 

返ってきた答えは以下の通りでした。

 

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To become an ISO auditor, you can follow these steps:

 

1. Obtain relevant education and experience:

To become an ISO auditor, you need to have relevant education and experience. This includes knowledge of ISO standards and experience in quality management, environmental management, or other related fields. You can obtain this education and experience through formal education, professional training, and work experience.

 

2.Complete an ISO auditor course:

To become an ISO auditor, you will need to complete an ISO auditor course that is recognized by ISO. This course should cover the requirements of ISO standards and teach you how to conduct audits. It is important to choose a course that is accredited by a reputable organization, such as the International Register of Certificated Auditors (IRCA).

 

3.Gain practical experience:

To become an ISO auditor, you need to have practical experience in conducting audits. You can gain this experience by working as an auditor or by participating in mock audits or training exercises. This will help you develop the necessary skills to conduct audits effectively.

 

4.Apply for certification:

Once you have completed the ISO auditor course and gained practical experience, you can apply for certification as an ISO auditor. Certification is typically provided by a certification body or registrar, such as IRCA. The certification process typically involves an application, an exam, and a review of your experience and qualifications.

 

5.Maintain your certification:

To maintain your certification as an ISO auditor, you will need to participate in ongoing training and professional development activities. This will help you stay up-to-date with the latest ISO standards and audit techniques and maintain your skills and knowledge.

 

By following these steps, you can become an ISO auditor and help organizations achieve and maintain ISO certification.

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日本語の回答とやはり内容が違いました。

そして正確性もある、と感じるところとなりました。

IRCAという要員認証機関のこともしっかり出てきています。

 

この原文をグーグル翻訳に入れてみました。

 

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ISO 審査員になるには、次の手順に従います。

 

1.関連する教育と経験を得る:

ISO審査員になるには、関連する教育と経験が必要です。 これには、ISO 規格に関する知識と、品質管理、環境管理、またはその他の関連分野での経験が含まれます。 この教育と経験は、正式な教育、専門的なトレーニング、および実務経験を通じて取得できます。

 

2.ISO 審査員コースを修了します。

ISO審査員になるには、ISOが認定するISO審査員コースを修了する必要があります。 このコースでは、ISO 規格の要件をカバーし、監査の実施方法を説明します。 International Register of Certificated Auditors (IRCA) などの評判の良い組織によって認定されたコースを選択することが重要です。

 

3.実践的な経験を積む:

ISO審査員になるには、審査の実務経験が必要です。 この経験は、監査員として働くか、模擬監査やトレーニング演習に参加することで得ることができます。 これにより、監査を効果的に実施するために必要なスキルを身に付けることができます。

 

4.認定を申請する:

ISO審査員コースを修了し、実務経験を積むと、ISO審査員の資格を申請することができます。 認証は通常、IRCA などの認証機関または登録機関によって提供されます。 認定プロセスには通常、申請、試験、および経験と資格の審査が含まれます。

 

5.認定を維持する:

ISO 審査員としての資格を維持するには、継続的なトレーニングと専門能力開発活動に参加する必要があります。 これにより、最新の ISO 規格と監査手法を常に把握し、スキルと知識を維持することができます。

 

これらの手順に従うことで、ISO 審査員になり、組織が ISO 認証を取得して維持するのを支援できます。

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私が英語に熟達しているわけではないので、グーグル翻訳の精度について論じることは一切いたしません。

確実に昔よりしっかりした、通じる日本語に翻訳してくれるようになりましたので、本当に助かります。

 

そして日本語翻訳された文章を読むだけでも、ISO審査員になってい行く上でのステップ、プロセスの概要は理解できると思います。

 

ただし、いずれにしても、その正確性、という意味では鵜呑みにはできません。

そして、世界的にはIRCAは審査員トレーニング提供する研修機関を認定する団体として有名であり、各国でIRCA認定のISO審査員研修コースが開催されています。

そして全世界のISO審査員が、IRCA登録の審査員になっていることも間違いありません。

 

しかし、日本においては、審査員資格の評価登録機関としてはJRCAの方が有名であり、多くの方が登録しています。

 

少々堅苦しい言い方ですが、JRCAにしてもIRCAにしても、どちらも「要員認証機関」という言い方がされています。

しかし両者には大きな違いがあります。

 

日本国内独自に活動しているJRCAは上部団体からそのスキームの認定を受けているのです。

 

基準となる規格は、

 

ISO/IEC 17024。

適合性評価−要員の認証を実施する機関に対する一般要求事項

 

という国際規格です。

 

JRCAは毎年この規格に基づいた運用管理ができているかどうかを、財団法人日本適合性認定協会(JAB)から審査を受けています。

つまり、JRCA登録の審査員の方々は、このISO/IEC 17024という国際規格に基づく審査員資格を保有している、ということができるのです。

 

一方で、グローバルで活動しているとはいえ、IRCAはこのような認定をどこから設けていません。誤解を恐れず表現すれば、勝手に審査員の評価登録をしている、ということなのです。

 

どちらの審査員資格の価値が高いか、ということを論じることはできないのですが(そこはマーケットにおける需給関係にもつながるため)、両者の違いは知っておいて損はないはずです。

いずれにせよ、ChatGPTを用いることで、このような知識の確認にはなることは間違いありませんね。

 

少しでもご参考になる部分あれば幸いです。

 

(了)