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ISO9001品質マネジメントシステム規格の発行から3年、19926月に開催が予定された地球サミット(UNCED、国連環境開発会議)を成功に導くため、1990年、世界の産業界のリーダー48人からなるBCSD(持続可能な発展のための産業人会議)が創設されました。


そして、BCSDで検討した結果、ISO(国際標準化機構)に対して環境についての国際標準化に取り組むよう要請を行ったことがISO14001環境マネジメントシステム規格誕生のきっかけです。



世の中は品質だけではなく、環境分野においてもマネジメントシステム規格を作成し、標準化を推し進める動きが起きてきたのです。



ISO14001規格の序文には以下の記載があります。




この規格は、組織が、法的要求事項及び著しい環境側面についての情報を考慮に入れた方針及び目的を設定し、実施できるように、EMSのための要求事項を規定している。

この規格は、あらゆる種類・規模の組織に適用し、しかも様々な地理的、文化的及び社会的条件に適応するように意図されている。

このシステムの成功は、組織のすべての階層及び部門のコミットメント、特にトップマネジメントのコミットメントのいかんにかかっている。

この規格の全体的なねらいは、社会経済的ニーズとバランスをとりながら環境保全及び汚染の予防を支えることである。




少々堅い文章ですが、意図するところはご理解頂けるのではないでしょうか。



ISO9001も同じですが、この規格にかかれていることを実行することで即その企業が成功するということではありません。

社会の公器としての役割を果たしていくために取り組むべきことが整理されている、と理解してください。


その上で、自社/自組織の経営をどのように行っていくかは経営者の腕次第、ということになります。



その内容は、



1. 適用範囲

2. 引用規格

3. 用語及び定義

4. 環境マネジメントシステム要求事項

4.1 一般要求事項

4.2 環境方針

4.3 計画

4.4 実施及び運用

4.5 点検

4.6 マネジメントレビュー



として整理されています。


詳細をご覧になりたい方は下記からどうぞ。

https://www.jisc.go.jp/app/pager?id=259662




ISO9001と目次を比べて頂くとわかると思いますが、少々構成が異なります。

両方に取り組む企業・組織の方々が世界的にも増えてきており、この違いが解決すべき課題になっています。



現在2015年完成を目指して両規格共に改訂作業を国際会議で行っています。

だいぶ今とは異なる体裁になる見込みです。






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