こんにちは。ISO研修講師日記です。
今回は、ISO9001内部監査員養成研修のお話。
とはいえ、いつもの2日間コースではなく、
お客様のご要望による「1日コース」での実施でした。
以前にも書いていますが、
1日コースは実施可能ではあるものの、
2日間コースとはやはり“効き方”がかなり違います。
それでは本文をどうぞ。
1日コースは「削る」ことから始まる
1日しか時間がありませんので、
カリキュラムはどうしても必要最低限に絞ることになります。
重要なポイントは残しますが、
「これは別の形でも補える」
「今回は割り切って省こう」
という判断を、どんどんしていく必要があります。
その代表例が――
規格の解説時間です。
4時間 → 約50分へ
通常の2日間コースでは、
規格の解説だけで演習を含めて4時間以上を使います。
ところが1日コースでは、
そこを約50分にまで圧縮します。
4時間以上かけている内容を、1時間弱で伝える。
これは「ちょっと工夫すれば何とかなる」という話ではありません。
発想そのものを切り替えないと対応できません。
もはや“別物”として組み立て直す必要があります。
スタンスを変えて臨む、ということ
こうした1日コースはこれまでも何度も経験していますので、
「このくらいの感じかな」
という感覚は自分なりに持っています。
ただ今回は、少し事情が違いました。
別のコンサルティングでご縁のあるお客様にも、
この規格解説の録音を提供できたらいいな、
という思いがあったのです。
そのため今回は、
いつもより少しだけ「初心者寄り」「基本多め」の構成で話しました。
結果は約53分。手応えは「まずまず」
実際に話してみると、時間は約53分。
終わった直後の自己評価としては、
「これなら、録音教材としても使えそうだな」
という感触でした。
まだ録音データ自体のチェックはこれからですが、
少なくとも方向性としては悪くない。
そして改めて感じたのは、
👉 規格の全体像を伝えるだけなら、1時間弱でも意外とできる
ということです。
もっと短くもできそうだ、という気づき
さらに考えてみると、
・もっとエッセンスだけに絞るなら30分
・超入門なら15分
・場合によっては10分
・極端に言えば1分レベル
そんな「超短縮バージョン」も作れそうだな、と思えてきました。
録音や動画にしておけば、
初学者向けの学習補助として、意外と役に立つ場面が多そうです。
じっくり学ぶなら、やはり時間は必要
もちろん誤解してほしくないのですが、
規格をきちんと理解し、
内部監査までつなげていくのであれば、
やはり3〜4時間程度は最低限ほしいところです。
ただし、すべての人がそこまでの理解を必要としているわけではありません。
「全部説明する」が、正解とは限らない
ISOに直接関わらない方にまで、
細かい要求事項を丁寧に説明してしまうと、どうなるか。
往々にして、
「ISOって難しい」
「よく分からない」
「正直、面倒」
という印象だけが残ってしまいます。
それでは本末転倒です。
むしろ、
・ISOはPDCAの考え方でできている
・継続的改善を大切にしている
・その先にお客様満足がある
こうした“骨格”だけを押さえてもらう方が、
実務上は役に立つケースも多いのです。
規格解説にも「バリエーション」を
今回の経験から、
-
約1時間版
-
30分版
-
15分版
-
5分版
-
もしかすると1分版
そんなふうに、
規格解説にも複数のバリエーションを用意しておくと、
役立つ場面がかなり広がるのではないかと感じました。
さて、皆さんの会社では?
ここでひとつ問いかけです。
御社のISO基礎教育では、
「規格の解説」は何分くらいがちょうどよいでしょうか?
・じっくり学びたい
・まずは全体像だけ
・新入社員向け
・管理職向け
・全社員向け
目的によって、最適な長さは変わるはずです。
ご要望があれば、その時間に合わせた形で
コンテンツを作っていこうと思っています。
🌱本日のひとこと
■ 規格の解説時間にも、いろいろなバリエーションを作って試してみよう!
今日もお読みくださりありがとうございました。
なお、原文はホームページに掲載しております。
