アメリカ等と違い、日本では鉄砲を持つのは困難です
と、思う方も多いでしょう
実は猟銃に限って言えばそうでもありません(今のところ)
いわゆる『狩猟免許』を取れば猟銃は買う事が出来るのです(正しくは所持許可を取れば狩猟免許が無くても買う事はできるようです)
お値段も中古なら3~5万円程度から買えてしまいます(新品でも10~30万円くらいが多い)
実際のところ狩猟をやってた大多数の人達が今6~70代になり辞める事が多くなり中古市場にダブついてる現象が起きてるそうで、知人に辞めようとしてる人がいる場合売ってもお金にならないので手続きの費用を負担してくれるなら無償で譲るよというケースもあるそうです
この狩猟免許は網猟・罠猟・1種・2種に分かれており、空気銃だけを使いたいなら2種免許、散弾銃のような火薬を使って弾を射ち出す銃も使いたいなら1種免許を取る必要があります
※いつもの事ですが画像はあちこちから拾ってきた物です
漫画作品 山賊ダイアリーの作者が使っている空気銃(エアライフル)シャープチバ製エースハンター
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最近気に入ってる作品です
ポンプ・単発式、引き金前部の先台を使って空気を圧縮して充填します
このタイプの空気銃は弾自体は2~300mは飛ぶものの、実用射程距離は5~70mが限界。中古だと3~5万円
2種狩猟免許が必要
FXロイヤル250 プリチャージ式という銃内のタンクに予め圧縮空気を充填できる方式の空気銃
ポンプ式の空気銃はハト・カラスくらいまでの鳥猟が限界だが、このタイプの空気銃だとイノシシ・鹿も倒せます
装弾数5。新品だと50万円!
2種狩猟免許が必要
中折れ式散弾銃。↓みたいな感じで弾を込める
当然2連発で撃てて獲物を取り逃がす可能性も低くなります
弾のタイプを変える事で野鳥からイノシシまで狙え、1発弾であるスラグ弾を使えばクマも何とかなります
左から大型動物用のスラグ弾・鹿など中型動物用の00(ダブルオー)バック弾・小型鳥獣用のBB弾・クレー射撃用の7.5号弾
こちらはポンプアクション式と呼ばれる散弾銃で銃身の下にあるグリップ部分を前後に動かす事で排莢と次発装填を行います
グリップの中に弾を2~3発装填できる(他にも自動小銃のようにガス圧を利用する連発式もある)
散弾の場合弾自体は300mほど飛びますが、20~50mの距離が最も効果が発揮できるそうです
スラグ弾の場合は700m・70~100mが射程距離(銃身内に半分までライフリングが切ってあるハーフライフル式散弾銃でサボ弾を使う場合、射程は120~130m程度まで伸びる)
価格は中古なら5~10万円程度が多いです
散弾銃を使うには1種狩猟免許が必要です。ちなみに1種免許を持ってれば空気銃も使う事ができますが、2種免許は空気銃専門です
これはボルトアクション式のライフル銃です(左利き用のちょっと珍しいタイプですが、右利きに矯正される軍用と違い民間用には結構ある)
散弾銃(ハーフライフルを除く)との大きな違いは銃身内に↓のような螺旋状の溝を刻まれており、発射する弾丸に回転を与えることで弾道を安定させる事が出来る(回転しない弾は野球のフォークボールやサッカーの無回転キックのように直進しなくなる)
この銃はボルトアクション式で弾倉内の弾を手動で装填し、排莢を行います
これにより射距離は数千m、有効射程も2~400mに達する(当然狙うのが難しくなります)
ブローニング製 BAR ライトウエイト ストーカー
こちらの銃は発射時に生じるガス圧を利用して排莢と次発装填を行うタイプの銃です(BARはブローニングオートマチックライフルの略)
機構的に機関銃のように連射できますが、余りに強力になってしまう為1発づつしか撃てない半自動ライフル化された物です(連射できる物は日本では許可されないし違法です。ちなみにここで言う連射とは引き金を一回引くと複数の弾を連続で発射する事を指します。短時間に何度も引き金を引いて撃つ事は速射と言います)
ライフル銃は1種免許が必要ですが、散弾銃の所持実績が10年無いと所持する許可が降りることはありません(射撃競技をやっていて日本体育協会の推薦があれば別ですが、推薦を受けるにも競技で優れた成績を残してる事が必要なので結局同じ事です)

日本の一般の警察官が使うニューナンブ(画像はエアガン)。リボルバー式拳銃

こちらはコルト ガバメント。オートマチック拳銃の代表格
そして最後にこの種の拳銃ですが、日本では一般人に所持許可が降りることは絶対にありませんし、不法手段に依らなければ入手も不可能です
撃針を潰し、銃身内に金属の棒を入れて溶接し、本体を一度切断して強度を落し、内部機構を取り除いて発射不能にした(つまり見てくれだけで中身の無い状態)無可動実銃なら、観賞用や資料として持つことが許可される場合もあるそうですが、そこまでするくらいなら玩具のエアガンの方で充分だと思います
拳銃は懐に隠して携帯できるため、犯罪に使い易いことから格別に厳しい規制がある事が多く、銃規制の緩いと言われるアメリカですら「拳銃を買う事」「拳銃を住居に所持する事」は出来ても、「携帯許可」に関しては非常に厳しい規制を設けているほどです
( ・ω・) 「本物欲しいけど、今のおいらにゃ色々ムリポ」