それほど写真には興味はありません
しかしカメラの一つくらい扱えなきゃ現代に生きてる甲斐もないかと買ってみたのが3年ほど前の話でした
それがこいつ
今となっては悪名高きオリンパスのSP-590UZというもの
コンパクトデジカメの手軽さとデジタル一眼の光学高倍率レンズを合わせ持った「ネオ一眼」とか「ハイズームコンデジ」とかいう分類の機種です
1200万画素で光学26倍率という驚異のスペック…と言いたいところですが、あまり大したものじゃありません
コンデジとデジイチのもっとも大きな違いは撮影する為の撮像素子、CCD等のサイズが10倍も違うので例えば同じ1200万画素といっても精度に大きな違いがでるわけです
一般的なデジイチではこの表でAPS-Cくらいのサイズが多く、コンデジでは1/2.5インチくらいの物が多いようです
カメラ付きケータイの場合は一番下の1/3インチ以下の物が殆どのようです
デジイチとコンデジではCCDのサイズが10倍も違うのですから、撮影時に捉える光の量・精度が段違いになるのは言うまでもありません
ちなみにここの撮像素子の形式がCCDになっているものとCMOSになっているものがあり、一概には言えませんが大抵の場合CCD>CMOSなので選択時のひとつの基準にはできます
加えて使われてるレンズの質も重要で、同じようなサイズでも値段が10~100倍も違う場合がざらにあるわけで、さすがにその差は歴然です
その上でいうとこのSP-590UZという機種は、コンデジとデジイチの中間というよりどっちつかずの中途半端なカメラです
値段的なことを言えば+1万円くらい出せばオリンパスのPENのような手軽に使えるデジイチもあったのですが、そこまで凝るつもりもない趣味にお金を掛けてもしょうがないし、そこそこの値段で頑張ってる商品に可愛い気を感じてしまい選択したのでした
実際にはこの手の商品はインドネシアにある生産会社が各メーカーにOEMで供給してるような裏事情があるらしく、キャノンだからどうとかオリンパス・ニコンだからここにこだわってるという様な事は無いようです
望遠レンズを最大まで伸ばすとこんな感じなんですが、頑張ってる感じがするでしょ~?w
さらにこんな物をつけてみると…
こうなるわけですw
1.7倍のテレコンをつけて光学ズームが約44倍にまで伸長します
意味がありませんがデジタルズームが5倍あるので、合計で220倍まで伸ばせるわけです(頑張りすぎです)
ここまでくると月のクレーターもはっきりと写す事ができるわけで(それどころか土星の環もかろうじて)、3年前にカメラ本体を買った時から欲しかったんですが自重していました
しかし3年経ってテレコンもアダプタも市場から無くなり始めているので、そろそろ入手するかどうかの最終判断を求められそうです
今月21日の金環食を前にこいつで日食の写真を撮ってみたくもあり、減光フィルターを付けるためにもアダプタくらいは買っておこうかと思っているわけです