マツダ スカイアクティブ | Technical Note ~自動車中心に、その他気になる技術について~

新型デミオが発売されてもう2か月が経とうとしている。

スカイアクティブというマツダの新テクノロジーを搭載しており、

燃費は30km/L(10・15モード)、同じ燃費のフィットHVよりも20万円安い。


売れ行きはというと、一カ月での受注台数は

目標販売台数の2倍以上、うち7割をスカイアクティブが占める。


スカイアクティブと下位グレードとの比較は装備が異なり、

正確にはできないが、20万~15万と程度。


スカイアクティブにより、デミオの販売単価は上がった。

HVでなくとも、燃費がお金になることを象徴する車となった。



スカイアクティブ技術の概要

スカイアクティブ技術は、マツダが将来の生き残りのために

社運をかけて開発してきた技術といえる。


エンジン、トランスミッション、ボディー、

シャシーをトータルで改良していくことで、

車両全体で燃費と走りを向上させていくもの。

まず、デミオにはスカイアクティブGという

ガソリンエンジンが投入された。


スカイアクティブGについて


世界初の圧縮比14を達成。

圧縮比が上がるほど、熱効率は上がり、燃費は良くなる。

これは下記の4つで実現した。

・吸気バルブ超遅閉じによる、ミラーサイクル

・直噴

・冷却EGR(排気ガスを冷やして再循環させる)

・ピストン形状の改良


何故、これまでできなかった14を達成できたかというと、

一番のポイントはとりあえずやってみたことだと思う。


圧縮比を上げていくと、ノッキングというガスの

自己着火現象が起こる。これを防ぐにはトルクを

落とさざるを得なく、エンジンの性能が落ちる。


これまでは圧縮比を13以上にした場合は何が起きるか

わかっていなかった。今回やってみると、13以上では

トルクダウンが緩和することがわかったらしい。


これは点火前の高圧縮による温度上昇で

熱エネルギーが発生し、トルクダウンを補っていたため。

やはりまずやってみるということは非常に大事。


このデミオには搭載されていないが、2Lクラスでは

排気管の形状を工夫することで、圧縮比向上にしている。