『菖蒲沢の港に何が起きた? その1』の続きです.
防波堤の残骸が港に落ちていることから,防波堤を倒壊させた大波は矢印の方角,すなわち南南西の方角から来たと考えられます.
しかし,防波堤の南南西をよく見ると小さな半島があって,大波が直接当たるとは考えられません.
ここで手掛かりが一つあります.
ビーチダイビングのエリアには沖に向かってガイドロープがあります.
ガイドロープはビーチダイビングのエリアの中央に張られていました(赤色)
このガイドロープが台風の後で小さな半島側に押し流されていました.
このことから,台風の大波はこの湾に東から侵入して,矢印のように方向を変えたと考えました.
そして防波堤を倒壊させたのです.
さらに行き場を失った大波は港の奥深くまで侵入しました.
陸に上げてあった漁船が赤のラインの位置まで押し流されていました.
さらに大波の一部は左奥まで到達しました.
しかし,こちらの被害は比較的少なく,道路の一部を陥没させたのと,スロープ下の石を押し流した程度です.
ということで,港は大きな被害を受けました.
漁師にとっては死活問題です.
静岡県の関係者の皆さま,港湾の復旧を大至急お願いします.
江間君,県議会で取り上げて下さい.
漁船の修理費用も何とかしてください.
よろしくお願いします.
ちなみに,菖蒲沢ダイビングセンターは窓ガラスが1枚割れただけで,被害を受けていません.
流されたガイドロープは撤去して,新しいガイドロープを張りました.
問題なく潜れますので大丈夫です.
お誘い合わせて遊びに行ってください.
よろしくお願いします.