会社員から大学教員へ転職した理由② | ちっちの毎日

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還暦まであと1年.
日常の些細な出来事を中心に,趣味の筋トレ,スキー,スキューバダイビングの記録を残します.

会社員から大学教員へ転職した理由① に理由①を書いたので,今回は理由②.

 

所属していた研究所の所長が辞めて,本社から新しい所長が赴任してきたからです.

 

前所長は通産省(当時)からの天下りで元技術審議官. 技術審議官というのは技術系官僚の最高ポストで,局長クラスになります. 知識・経験が豊富で,とにかく頭の良い人でした.人脈も凄くて,分からないこと,知らないことは,色々なルートを活用して,あっという間に調べ上げてきます.

 

自分の好きな研究をやるために,所長をだまして会社に研究費を出させるのが私の大きなミッション(笑). 所長は稟議書や企画書の小さなほころびを突いてくるので,それはもうタイヘン. 前所長にはずいぶん鍛えられました.研究所の中で予算を一番使っていたのは私です(笑)

 

新しい所長は本社設計部の部長からの横滑り.知識も経験も???.

下請け企業を怒鳴りつけていれば製品ができてしまうような企業だったので,それでもよかったのでしょう. 色々な場面で苦笑いしかありませんでした.

 

さらに,お世話になっていた顧問A(元通産省**研究所の部長), 顧問B(元防衛庁**研究所の所長)も辞めてしまったので,私もそろそろ転職を考えようと思ったのが理由②になります.

 

(理由③はありません.同僚は良い連中ばかりでした.)