ついにとどいたIUのワールドツアーの円盤。
ワールドツアー皮切りのソウルKSPOドーム公演とアンコールであるソウルワールドカップスタジアム公演の2公演が収録されているというだけでも贅沢なのに特典も豪華すぎて欣喜雀躍。
山のような特典、特に各公演で使われた数々の衣装が見れる分厚いブックレットをめくると目くるめく桃源郷。
一気におよそ6時間半かけての全編視聴も瞬く間だった。
KSPOドーム公演は、ショートボブ姿だったけど、もうこの世のものとは思えない美しさ…
71歳まで歌い続けるという宣言にも涙😭
アンコール公演のほうは映画としても劇場上映されたのだが、
円盤のほうは、同じセットリストでも映画で使われたのとは違う日の演奏が収録されている曲がいくつかあったりして、ワールドツアーに明け暮れた夏の思い出を歌ったBye summerは、YouTubeで配信された初日の雨が降るバージョンではなくて、
「今日は雨が降ってないね」というMCで始まる2日目のバージョンで、なかなか心にくい配慮だと思った。
また映画では、ペンライトを振って応援したり掛け声をかけたり涙を流してたりする客席の観客たちのアップが随所でインサートされていて、その場にいて一緒に応援したり泣いたりする臨場感を共有できたのだが、円盤ではそれらの映像はなくて肖像権かなんかのからみで収録されなかったのかなんらかと演出意図なのか定かではないがちょっとさびしい気もした。
ともあれ、Last Fantsy→Shopper→Secret→You&I→Love wins All という神がかった流れの楽曲群をゴージャスな管弦楽団をバックにしたIUの圧倒的な歌唱は鳥肌&涙。ほんとうに凄いシンガーである。
そして恍惚の3分…
「おつかれさま」で共演したパク・ボゴムがMCを務めた音楽番組の最終回にサプライズ出演した際にいっしょに歌った Friday (금요일에 만나요金曜日に会いましょう)という歌なんだけど、本当にうっとりとさせられる歌声。
この歌の歌詞は、歌い手の女性が男性をデートに誘うストーリーなのだが、日曜日の時点で歌い始めて、
月曜日はたぶん忙しいんじゃないかな
火曜日だと焦ってるみたいだし
水曜日は何かあいまいなな感じ
木曜日はなんとなく私がいや
ということで、金曜日に会うことを提案するのだが、そうなったら
週末まで待つのは大変
時間よ走れ 時計にもっとねだりたいけど
1分1秒が甘い
と、彼と会う金曜日まで過ごす時間の質がガラリと変わって甘味まで帯びてしまい、未来の約束が時空を超えて現在を変容させてしまう。
この曲より2年前にリリースされたYou & I でも、未来のビジョンで出会った男性に向けて、私が追いつくまで待っててほしいと歌っていて、早く時間が過ぎるように「時計にもっとねだりたいけど」と、全く同じワードが使われている。
You & Iはもっとスケールの大きい時空を超えた男女のご縁を歌っているのだが、
FridayはYou &Iの2人が無事に出会えたあとの後日談のように思えてくる。
そして、そうこうしているうちに9月13日にIUのファンミーティングが開催されることがアナウンス。
8月11日が発売日だったので、PCに齧り付き、
たった23546席を競い合い(1000万人がチケッティングしていたとの噂も)、
なんとかゲット。
この9月14日のイベントがそれまでの1ヶ月間を甘い1分1秒に変えてしまった。