OSTというもの3 | typの推しつ推されつ

typの推しつ推されつ

都内のメンタルクリニックに勤務しております。折々のお気に入りのコンテンツについて取り留めなく語ります。

ドラマ「無人島のディーバ」は音楽業界が舞台だけにOSTもストーリーと密接に関わっていて、劇中歌として登場人物が歌うことも多かったのだが、SOMEDAYという歌もその一つ。


いつか(someday)かなうまで願いを諦めないという強い思いのこもった歌で、主人公モクハが15年間の無人島生活から救出されて数日後、たまたま通りすがったずっと大好きだった歌手ランジュが出演する場末のイベントで、ランジュのゴーストシンガーとして歌うのだが、15年間会いたかったランジュに会えたモクハの気持ちや、売れなくなって注目されずに長年過ごしてきてこの日再び喝采を浴びるランジュの気持ちもあいまって、涙なくして聞けない。



そして上の動画でチラッと出てくるこの人、



この人、ランジュの後輩の売れっ子歌手モレのマネージャーなのだが、実はかつてランジュのプロデュースで歌手デビューしていたことが、ドラマ後半で明かされ、単なる地味キャラではない抜群の歌唱力を披露するとともになんとも切ないバックストーリーが展開される。


このマネージャーさんを演じているシン・ジュヒョプがこのたび、SOMEDAYをカバーしている動画が公開されたのだが、もともとの歌唱力や声質も心に沁みて仕方ないのだが、劇中で彼の心情に思いを馳せてしまい感動がマルチレイヤーで全身を包み込んでしまう。



劇中では不運なアーティスト人生を余儀なくされたのだが、この動画で彼のsomedayはやってきたんだなと、このカバー企画の粋な演出に喝采。