
多分8時ころだったように思う
この日、住職は高野山の行事に出るために
10時には寺を出なければならない
必然、朝の光と、鳥の声と、そしてお香の煙に目が覚める
桜井の駅まで車で送ってもらい、駅の近くのマックで朝食
ビールの飲みすぎと3時間程度の寝不足で頭がはっきりしない
駅では28分待ち
米原の駅についてやっと東海道線
ホームに一心不乱に当時流行のパラパラを踊っている30歳くらいの
ブリーフの端が見えそうな半ズボンの男
気持ちが悪すぎる
小田原まで7度の乗り換えをしながら
富士の高嶺の見えないことを
いつものように
残念に思いながら
しかし、睡魔に負けながら
土砂降りの始まり
横浜の駅に入る頃に
「帰って来ちまった」
と、思いながら
「現実に戻ろう」
と、思いながら
荻窪の駅に着くころには雨は
「バケツ3杯ひっくり返したように」
なっていた
次の日のニュースは石神井川の氾濫を伝えていた。
お・わ・り