こんにちは。フリーランスWebディレクターの米田健太郎です。
 

前回の記事では、「メンタルダウン」を防ぐための保守運用についてお話ししました。

今回はその延長線上として、私が日々の業務をどう回しているのかという「働き方のOS」について書いてみたいと思います。

 

フリーランスは自由です。誰からも出社時間を強要されず、上司に怒られることもありません。

 

だからこそ、「今日はやる気があるから深夜まで頑張ろう」「今日は気分が乗らないからカフェに行こう」といった、自分のモチベーションに依存した働き方をしてしまいがちです。

 

しかし、断言します。

プロの仕事において、モチベーションほどアテにならないものはありません。 

 

人間の気分は、天気や前日の睡眠時間、ちょっとしたニュースで簡単に乱れます。

そんな不安定なものに、クライアントから預かった大切なプロジェクトの進行を委ねるのは、非常にリスクが高い状態です。

 

 

米田健太郎が実践する「モチベーションを捨てる」仕組み化

米田健太郎が実践する「モチベーションを捨てる」仕組み化

私はSIer時代の経験から、フリーランスとなった今でも、自分の感情や気合に頼らず、無意識でも仕事が前に進む「仕組み(ロジック)」を構築しています。

 

米田健太郎が「気分に左右されず仕事を回す」ために実践している具体的な仕組みは以下の通りです。

 

1. 始業時間を固定し、タスクは「前日」に決める

朝起きてから「さて、今日は何から始めようか」と考えるのは、脳のスイッチングコストの大きな無駄遣いです。

 

私は毎朝の始業時間を固定し、さらに「今日やるべきタスク」は前日の終業時にすべて決めておきます。

朝はただ、目の前に用意されたレールの上を走るだけです。

 

2. 集中する時間をあらかじめブロックする

私はシングルタスク派です。例えば「10時〜12時はサイトの構造設計に没頭する」と決めたら、その時間はなるべくスマホを裏返し、通知も切ります。

「気分が乗ったから集中する」のではなく、「集中する時間だと決まっているから集中する」という環境を作ります。

 

3. 「休憩」を先に予定として入れておく

前回の「メンタル保守運用」にも通じますが、疲れてから休むのではなく、予定の中に「サウナに行く」「散歩をする」という休憩をあらかじめ組み込んでおきます。

これにより、エネルギーが枯渇する前に自分をリセットできます。

 

4. 案件管理と定型業務のテンプレート化

クライアントへの定例報告、プロジェクトの進捗管理シート、よくある質問への回答。これらはすべてテンプレート化しています。

毎回ゼロから思考する手間を省き、ヒューマンエラーを防ぐための立派な仕組みです。

 

「仕組み」が脳に余白を作り、確実な成果を生む

「仕組み」が脳に余白を作り、確実な成果を生む米田健太郎のルーティン

「なんだかガチガチで窮屈そう」と思われるかもしれません。しかし実際は逆です。

 

「やる気を出さなきゃ」と自分を奮い立たせるエネルギーすら削ぎ落とし、すべてを自動化・仕組み化することで、脳には圧倒的な「余白」が生まれます。

そしてその余白こそが、クライアントのフワッとした課題を解決するための、質の高いロジックやアイデアを生み出す源泉になるのです。

 

モチベーションが上がらずに悩んでいるフリーランスの方やビジネスパーソンの方は、ぜひ「やる気」を探すのをやめて、今日のタスクを「仕組み化」することから始めてみてください。